完全無料の六法全書
おきなわのふっきにともなうもんぶしょうかんけいしょうれいのてきようのとくべつそちとうにかんするしょうれい

沖縄の復帰に伴う文部省関係省令の適用の特別措置等に関する省令

昭和47年文部省令第28号
沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律(昭和46年法律第129号)及び沖縄の復帰に伴う文部省関係法令の適用の特別措置等に関する政令(昭和47年政令第106号)の施行に伴い、並びに関係法令の規定に基づき、沖縄の復帰に伴う文部省関係省令の適用の特別措置等に関する省令を次のように定める。
(沖縄の学校教育法施行前の学校の卒業者の卒業資格等)
第1条 琉球教育法(1952年琉球列島米国民政府布令第66号)又は教育法(1957年琉球列島米国民政府布令第165号)による小学校、中学校、高等学校、大学、盲学校若しくは聾学校を卒業し、又はこれらの学校の課程の一部を修了した者は、学校教育法(昭和22年法律第26号)による相当の学校を卒業し、又はこれらの学校の相当の課程の一部を修了した者とみなす。
2 沖縄群島学校教育条例(1951年沖縄群島条例第17号)による初等学校、中等学校、高等学校、盲学校若しくは聾学校若しくは1951年琉球列島米国民政府布令第30号による大学を卒業し、又はこれらの学校の課程の一部を修了した者は、学校教育法による小学校、中学校、高等学校、盲学校、聾学校若しくは大学を卒業し、又はこれらの学校の相当の課程の一部を修了した者とみなす。
3 八重山群島の学校教育法(1949年八重山民政府令第2号)による小学校、中学校若しくは高等学校を卒業し、又はこれらの学校の課程の一部を修了した者は、学校教育法による相当の学校を卒業し、又はこれらの学校の相当の課程の一部を修了した者とみなす。
4 宮古群島の学校教育法(1948年4月1日公布)による小学校、中学校若しくは高等学校を卒業し、又はこれらの学校の相当の課程の一部を修了した者は、学校教育法による相当の学校を卒業し、又はこれらの学校の相当の課程の一部を修了した者とみなす。
5 昭和21年1月29日から沖縄群島にあっては昭和26年3月31日まで、八重山群島にあっては昭和24年3月31日まで、宮古群島にあっては昭和23年3月31日までの間に存在した次の表の上欄に掲げる学校を修了し、又は卒業した者は、下欄に掲げる者とみなす。
上欄 下欄
沖縄群島 修業年限6年の初等学校の卒業者 小学校の卒業者
修業年限8年の初等学校の卒業者 中学校第2学年の修了者
修業年限8年の初等学校卒業を入学資格とする実業高等学校において1年の課程又はこれに相当する課程を修了した者 中学校の卒業者
修業年限6年の初等学校卒業を入学資格とする修業年限3年の中等学校の卒業者 中学校の卒業者
修業年限8年の初等学校卒業を入学資格とする修業年限4年の高等学校の卒業者 高等学校の卒業者
修業年限3年の中等学校卒業を入学資格とする修業年限3年の高等学校の卒業者 高等学校の卒業者
八重山群島 修業年限6年の国民学校初等科の修了者 小学校の卒業者
修業年限2年の国民学校高等科の修了者 中学校第2学年の修了者
修業年限8年の初等学校の卒業者 中学校第2学年の修了者
修業年限8年の初等学校の第6学年修了を入学資格とする修業年限3年の初級高等学校の卒業者 中学校の卒業者
修業年限8年の初等学校卒業を入学資格とする実業高等学校において1年の課程又はこれに相当する課程を修了した者 中学校の卒業者
国民学校初等科修了を入学資格とする修業年限4年の中学校又は高等女学校の卒業者 高等学校第1学年の修了者
国民学校高等科修了を入学資格とする修業年限3年の農林学校の卒業者 高等学校の第2学年の修了者
修業年限8年の初等学校卒業を入学資格とする修業年限4年の高等学校の卒業者 高等学校の卒業者
初級高等学校卒業を入学資格とする修業年限3年の高等学校の卒業者 高等学校の卒業者
宮古群島 修業年限6年の国民学校初等科の修了者 小学校の卒業者
修業年限2年の国民学校高等科の修了者 中学校第2学年の修了者
修業年限8年の初等学校の卒業者 中学校第2学年の修了者
修業年限8年の初等学校卒業を入学資格とする青年実業学校において1年の課程又はこれに相当する課程を修了した者 中学校の卒業者
国民学校初等科修了を入学資格とする修業年限4年の中学校又は高等女学校の卒業者及び国民学校初等科又は初等学校の第6学年修了を入学資格とする修業年限4年の高等学校の卒業者 高等学校第1学年の修了者
6 前項の表に掲げる沖縄の学校においてその課程の一部を修了した者は、その者の沖縄の学校における修業年数に応じ、学校教育法による相当の学校を卒業し、又は相当の学校の相当の課程の一部を修了した者とみなす。
7 昭和21年1月29日から沖縄の学校教育法(1958年立法第3号)の施行の日の前日までの間に沖縄群島、八重山群島又は宮古群島に存在した次に掲げる学校を卒業した者及びこれらの学校の課程の一部を修了した者は、その者が在学した期間及び履修した課程に応じ、学校教育法第69条の2による大学を卒業し、又は大学の相当の課程の一部を修了した者とみなす。
 沖縄文教学校
 沖縄外国語学校
 英語学校
 教員訓練所
 八重山臨時教員養成所
 宮古英語教員養成所
 宮古教員講習所
 宮古教員訓練所
(指導要録その他の表簿に関する経過措置)
第2条 沖縄の学校教育法施行規則(1958年中央教育委員会規則第24号)の規定により作成された指導要録、出席簿その他の表簿は、学校教育法施行規則(昭和22年文部省令第11号)の相当規定により作成された指導要録、出席簿その他の表簿とみなし、これらの表簿の保存義務に関する同規則第15条第2項及び第3項の規定の適用については、沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律(昭和46年法律第129号。以下「法」という。)の施行前における期間を通算するものとする。
(学士の種類に関する特例)
第3条 昭和29年3月に琉球教育法による琉球大学を卒業し、美術学士と称することを認められた者は、法の施行後引き続き当該学士を称することができる。
第4条 削除
第5条 削除
(司書教諭の講習の単位に関する経過措置)
第6条 文部大臣は、学校図書館法(昭和28年法律第185号)第5条に規定する司書教諭の講習の受講者のうち、法の施行前に、中央教育委員会が開設した講習会又は沖縄の大学において、学校図書館司書教諭講習規程(昭和29年文部省令第21号)第3条に規定する講習の科目の単位に相当する単位等を修得した者については、当該単位等に相当する同条に規定する講習の科目の単位を修得したものとすることができる。
2 昭和35年4月1日以後、沖縄の学校教育法の規定による学校において司書教諭に相当する職務に従事した期間は、学校図書館司書教諭講習規程附則第5項の規定の適用については、同項に規定する職務に従事した期間とみなす。
第6条の2 沖縄の復帰に伴う文部省関係法令の適用の特別措置等に関する政令(昭和47年政令第106号。以下「沖縄特別措置令」という。)第7条第3項に規定する文部省令で定めるものは、人事院規則9—59(沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律の規定による特別の手当等)第1条に規定する差額基本手当とする。
2 沖縄特別措置令第7条第4項に規定する文部省令で定めるものは、前項の差額基本手当に相当する手当とする。
(沖縄県に所在する公立義務教育諸学校の教職員の職の種類の区分ごとの総数の算定)
第7条 沖縄特別措置令第15条第2項の規定による教職員の職の種類の区分ごとの総数は、次の表の上欄に掲げる教職員の職の種類の区分に応じ、同表の下欄に掲げる方法によって算定した数とする。
教職員の職の種類 算定の方法
校長、教諭、助教諭及び講師 公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律施行令の一部を改正する政令の一部を改正する政令(昭和48年政令第39号)による改正前の公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律施行令の一部を改正する政令(昭和44年政令第117号。以下この条において「旧改正令」という。)附則第4項に定めるところにより算定した数
養護教諭及び養護助教諭 旧改正令附則第5項に定めるところにより算定した数
事務職員 旧改正令附則第6項に定めるところにより算定した数
2 沖縄特別措置令第15条第4項の規定による教職員の総数は、旧改正令附則第7項に定めるところにより算定した数とする。
(沖縄県に所在する公立の小学校及び中学校の教職員定数の特例)
第7条の2 昭和48年4月1日から昭和49年3月31日までの間における沖縄特別措置令第15条第3項の規定による教職員の職の種類の区分ごとの総数に加える数は、当該職の種類の区分ごとに、それぞれ、同条第2項に規定する実数から同項に規定する総数を減じて得た数に3分の2を乗じて得た数とする。
2 前項の規定により算定する場合において、1未満の端数を生じたときは、1に切り上げる。
第7条の3 昭和48年4月1日から昭和49年3月31日までの間における沖縄県に所在する公立の小学校及び中学校に置くべき教職員の職の種類の区分ごとの総数の標準となる数を算定する場合の公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律施行規則の一部を改正する省令(昭和44年文部省令第19号)附則第3項から第5項までの規定の適用については、これらの規定中「昭和47年5月1日」とあるのは、「沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律(昭和46年法律第129号)の施行の日」とする。
(沖縄県に所在する公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員配当の基準等に関する報告書の特例)
第8条 昭和47年度に限り、沖縄県教育委員会の文部大臣に対する公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律施行規則(昭和33年文部省令第19号。以下この条において「標準法省令」という。)第1条に定める報告書の提出の期限は、同条の規定にかかわらず、昭和47年6月15日とする。
2 沖縄県教育委員会は、昭和50年3月31日までの間は、標準法省令第2条に定める報告書には、沖縄特別措置令第15条の2の規定による沖縄県に所在する公立の小学校及び中学校(学校給食法(昭和29年法律第160号)第5条の2に規定する施設を含む。)に置くべき教職員の総数の標準となる数について必要な事項を記載した書類を添付するものとする。
3 昭和47年度に限り、沖縄県教育委員会が提出すべき標準法省令第2条に定める報告書の作成は、同条の規定にかかわらず、法の施行の日現在により行なうものとする。
(沖縄県の設置する高等学校の学級編制及び教職員定数の特例)
第9条 沖縄特別措置令第16条第1項の規定による1学級の生徒の数の標準となる数は、次の表の上欄に掲げる学年の区分に応じ、同表の下欄に掲げる数とする。
学年 1学級の生徒の数
全日制の課程 定時制の課程
普通科等の学科 家庭に関する学科(家政に係るものを除く。) 農業、水産及び工業に関する学科並びに厚生に関する専門教育を主とする学科(衛生看護に係るものに限る。) 普通科等の学科 農業及び工業に関する学科
第3学年 47人 43人 40人 40人 40人
第4学年 45人 40人
備考 この表における次に掲げる用語の意義は、次に掲げるとおりとする。(次項の表の場合も同様とする。)
普通科等の学科 農業、水産、工業及び家庭に関する学科(家政に係るものを除く。)並びに厚生に関する専門教育を主とする学科(衛生看護に係るものに限る。)以外の学科
2 沖縄特別措置令第16条第2項の規定による生徒の数の補正は、同項に掲げる高校標準法の規定を適用する場合における生徒の数に、次の表の上欄に掲げる学年の別に従い、同表の下欄に掲げる率を乗じて行なうものとする。この場合において、補正に係る計算により得た数に1未満の端数を生じた場合において、小数点以下第1位の数字が1以上であるときは1に切り上げ、零であるときは切り捨てる。
学年 乗ずる率
全日制の課程 定時制の課程
普通科等の学科 家庭に関する学科(家政に係るものを除く。) 農業、水産及び工業に関する学科並びに厚生に関する専門教育を主とする学科(衛生看護に係るものに限る。) 普通科等の学科 農業及び工業に関する学科
第3学年 0・96 1・05 1・00 1・00 1・00
第4学年 0・89 1・00
第9条の2 昭和48年4月1日から昭和49年3月31日までの間における沖縄特別措置令第16条第4項の規定による教職員の総数に加える数は、同条第3項に規定する実数から同項に規定する総数を減じて得た数に3分の2を乗じて得た数とする。
2 第7条の2第2項の規定は、前項の場合に準用する。
(沖縄県の設置する高等学校等の教職員定数に関する報告書の特例)
第10条 沖縄県教育委員会は、昭和50年3月31日までの間は、公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律施行規則(昭和37年文部省令第31号。以下「高校標準法省令」という。)第2条に定める報告書には、沖縄特別措置令第16条の2の規定による沖縄県高等学校教職員定数の標準となる数について必要な事項を記載した書類を添付するものとする。
2 昭和47年度に限り、沖縄県教育委員会が提出すべき高校標準法省令第2条に定める報告書の作成は、同条の規定にかかわらず、法の施行の日現在により行なうものとする。
3 沖縄県教育委員会は、昭和47年度に限り、高校標準法省令第2条に定める報告書の様式第2号の2の生徒の数の項については、公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律施行規則の一部を改正する省令(昭和42年文部省令第14号)附則第3項の規定にかかわらず、第1学年及び第2学年の生徒の数と第3学年及び第4学年の生徒の数に第9条第2項の表の上欄に掲げる学年の別に従い、同表の下欄に掲げる率を乗じて得た数との合計数を記入するものとする。
(就学援助に係る補助の基準となる児童生徒数の配分の算定に関する特例)
第11条 昭和47年度における就学困難な児童及び生徒に係る就学奨励についての国の援助に関する法律施行令(昭和31年政令第87号)第6条の規定により沖縄県教育委員会が行なう同県の区域内の各市町村ごとの就学援助に係る児童及び生徒の数の配分に当たり、その配分する数の基準となる数の算定の基礎となる昭和46年度の児童及び生徒の数を計算する場合における就学困難な児童及び生徒に係る就学奨励についての国の援助に関する法律施行規則(昭和31年文部省令第11号)別表の規定の適用については、琉球政府立又は教育区立の学校で小学校又は中学校に相当するものは公立の小学校又は中学校と、沖縄の生活保護法(1953年立法第55号)による教育扶助を受けていた者は生活保護法(昭和25年法律第144号)による教育扶助を受けていた者とみなす。
(沖縄県に所在する公立義務教育諸学校の教職員の毎月の実数等の算定の特例)
第12条 沖縄県に係る義務教育費国庫負担法第2条但書の規定に基き教職員給与費等の国庫負担額の最高限度を定める政令施行規則(昭和39年文部省令第32号)の適用については、昭和47年度に限り、同規則第1条中「毎月の1日現在」とあるのは「沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律(昭和46年法律第129号。以下「沖縄特別措置法」という。)の施行の日の属する月については、同日現在における数とし、同日の属する月の翌月から翌年3月までについては、毎月の1日現在」と、「同日」とあるのは「これらの日」と、第2条中「5月1日」とあるのは「沖縄特別措置法の施行の日」と、「5月2日」とあるのは「沖縄特別措置法の施行の日の翌日」と、第3条中「毎年4月から翌年3月までの毎月の実数の合計数」とあるのは「沖縄特別措置法の施行の日の属する月の翌月から翌年3月までの毎月の実数の合計数に、沖縄特別措置法の施行の日の属する月の実数に2分の1を乗じて得た数を加えて得た数」とする。
(沖縄の学校に係るへき地手当等に関する経過措置)
第13条 へき地教育振興法施行規則(昭和34年文部省令第21号)第12条第1項の規定の適用については、法の施行後同項に規定するへき地等学校となるものに法の施行前に異動し、引き続き勤務した期間は、同項に規定するへき地等学校となるものに異動し、引き続き勤務した期間とみなす。
2 沖縄のへき地教育振興法施行規則(1959年中央教育委員会規則第4号)別表に掲げる学校で法第94条の規定により学校教育法の規定による学校となるものについては、へき地教育振興法施行規則第3条から第7条まで及び第10条に規定するへき地手当及びへき地手当に準ずる手当に関する基準によるへき地手当に関する条例(以下「新条例」という。)が法の施行の日の翌日以後に施行される場合は、新条例が施行されるまでの間は、これらの規定にかかわらず、沖縄のへき地教育振興法施行規則別表に掲げる当該学校に係る級別区分に従い、それぞれ当該級別を付してへき地学校の指定を行なうことができるものとする。
3 沖縄県に所在する公立の小学校及び中学校に勤務する教職員について新条例の規定を適用する場合のへき地手当及びへき地手当に準ずる手当の支給に関する経過措置は、へき地教育振興法施行規則の一部を改正する省令(昭和47年文部省令第20号)附則第2項から第4項までの規定の例によるものとする。この場合において、同規則附則第2項中「この省令による改正後のへき地教育振興法施行規則の定めるへき地手当及びへき地手当に準ずる手当に関する基準によるへき地手当に関する条例」とあるのは「へき地教育振興法施行規則第3条から第7条まで及び第10条に規定するへき地手当及びへき地手当に準ずる手当に関する基準によるへき地手当に関する条例」と、「へき地手当及びこの省令による改正前のへき地教育振興法施行規則の一部を改正する省令(昭和46年文部省令第1号)附則第3項の規定によるへき地手当に相当する特殊勤務手当(以下「へき地手当等」という。)」とあるのは「へき地手当又は沖縄のへき地教育振興法(1958年立法第63号)第6条の2の規定によるへき地手当」と、「へき地手当等の月額」とあるのは「へき地手当又は沖縄のへき地教育振興法第6条の2の規定によるへき地手当の月額」と、「へき地手当又はへき地手当に相当する特殊勤務手当」とあるのは「へき地手当」と、同規則附則第3項中「へき地等学校をいう。以下この項において同じ」とあるのは「へき地等学校又は沖縄のへき地教育振興法第2条に規定するへき地学校をいう」と、「へき地等学校として」とあるのは「へき地等学校(へき地教育振興法施行規則第11条第1項第1号に規定するへき地等学校をいう。以下この項において同じ。)として」と、同規則附則第4項中「この省令の公布の日」とあるのは「沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律(昭和46年法律第129号)の施行の日」と、「へき地手当等」とあるのは「へき地手当」とする。
第14条 削除
(司書の講習の受講資格に関する経過措置)
第15条 法の施行前に琉球政府又は沖縄の市町村が設置する施設で図書館に相当するものにおいて館長、司書若しくは司書補の職務に相当する職務に従事する職員として勤務した期間又は法の施行後に沖縄県に所在する図書館において沖縄特別措置令第23条第1項の規定による資格に基づいて司書として勤務した期間は、図書館法施行規則(昭和25年文部省令第27号)第2条第2号の規定の適用については、それぞれ、司書補として勤務した期間とみなす。
(学芸員の資格認定の受験資格等に関する経過措置)
第16条 法の施行前に琉球政府が設置する施設で博物館の事業に類する事業を行なうものにおいて学芸員若しくは学芸員補の職に相当する職にあった期間又は法の施行後に沖縄県に所在する博物館において沖縄特別措置令第24条第1項の規定による資格に基づいて学芸員の職にあった期間は、博物館法施行規則(昭和30年文部省令第24号)第5条第2号及び第4号、第9条第3号並びに第12条第1項の規定の適用については、それぞれ、学芸員補の職にあった期間とみなす。
(学校給食法による学校給食費補助の額の算定に関する特例)
第17条 昭和47年度における学校給食法(昭和29年法律第160号)第7条第2項の規定による国の補助の額の算定に当たり、その算定の基礎となる文部大臣が各都道府県ごとに定める児童若しくは生徒の数の基準又は沖縄県教育委員会が行なう各小学校若しくは中学校の設置者ごとの児童若しくは生徒の数の基準を算定する場合における学校給食法施行規則(昭和29年文部省令第24号)別表の規定の適用については、琉球政府立又は教育区立の学校で小学校又は中学校に相当するものにおいて沖縄の学校給食法(1960年立法第47号)第3条第1項に規定する学校給食を受けた児童又は生徒は公立の小学校又は中学校において学校給食を受けた児童又は生徒と、沖縄の生活保護法に規定する教育扶助で沖縄の学校給食法に規定する学校給食費に関するものを受けた児童又は生徒は生活保護法に規定する教育扶助で学校給食費に関するものを受けた児童又は生徒とみなす。
(学校給食法による学校給食費補助に係る児童生徒数の配分の基礎資料の提出の特例)
第18条 沖縄県の区域内の市町村の教育委員会は、当該市町村と区域を一にした教育区の設置していた学校で小学校及び中学校に相当するものの学校給食に関し、学校給食の区分ごとに、昭和46年11月中に当該学校給食を受けた児童又は生徒の延人数及び当該小学校又は中学校に相当するものに在学した児童又は生徒のうち、昭和46年7月1日現在において沖縄の生活保護法に規定する教育扶助で沖縄の学校給食法に規定する学校給食費に関するものを受けた者の数等を、昭和47年6月5日までに沖縄県教育委員会に報告しなければならない。
2 沖縄県教育委員会は、前項の規定により市町村の教育委員会から報告を受けたときは、これを昭和47年6月25日までに文部大臣に報告しなければならない。
(学校保健法による医療に要する費用の援助に係る補助の基準となる児童生徒数の配分の算定に関する特例)
第19条 昭和47年度における学校保健法施行令(昭和33年政令第174号)第9条第3項の規定により、沖縄県教育委員会が行なう同県の区域内の各市町村ごとの医療に要する費用の援助に係る児童及び生徒の数の配分に当たり、その配分する数の基準となる数の算定の基礎となる昭和46年度の沖縄の区域内の児童及び生徒の数を計算する場合における学校保健法施行規則(昭和33年文部省令第18号)別表第3の規定の適用については、教育区立の学校で小学校又は中学校に相当するものは当該教育区と区域を一にする市町村が設置していた小学校又は中学校と、琉球政府立の中学校に相当する学校で那覇教育区の区域内に設置されていたものは那覇市立の中学校と、沖縄の生活保護法による教育扶助を受けていた者は生活保護法による教育扶助を受けていた者とみなす。
(学校保健法による医療に要する費用の援助に係る児童生徒数の配分の基礎資料の提出の特例)
第20条 沖縄県教育委員会は、琉球政府立の学校で特殊教育諸学校(盲学校、聾学校及び養護学校の小学部及び中学部をいう。)に相当するものに昭和46年7月1日現在において在学した児童及び生徒のうち沖縄の生活保護法による教育扶助を受けていた者の総数を、学校保健法施行規則第26条第1項の規定による第6号様式に準じた様式により昭和47年6月25日までに文部大臣に報告しなければならない。
2 沖縄県の区域内の市町村の教育委員会は、当該市町村と区域を一にした教育区の設置していた学校で小学校及び中学校に相当するものに昭和46年7月1日現在において在学した児童及び生徒のうち沖縄の生活保護法による教育扶助を受けていた者の総数を、学校保健法施行規則第26条第2項の規定による第7号様式に準じた様式により昭和47年6月5日までに沖縄県教育委員会に報告しなければならない。
3 沖縄県教育委員会は、前項の規定により市町村の教育委員会から報告を受けたときは、これを学校保健法施行規則第26条第3項の規定による第8号様式に準じた様式により昭和47年6月25日までに文部大臣に報告しなければならない。
(学校法人会計基準の適用に関する経過措置)
第21条 沖縄県に主たる事務所が所在する学校法人で文部大臣を所轄庁とするものに係る学校法人会計基準(昭和46年文部省令第18号)附則第2項ただし書の規定の適用については、同項ただし書中「昭和47年度」とあるのは、「昭和49年度」とする。
(文部大臣所轄の学校法人に係る収支予算書の届出期限に関する経過措置)
第22条 沖縄県に主たる事務所が所在する学校法人で文部大臣を所轄庁とするものに係る私立学校法施行規則(昭和25年文部省令第12号)第7条の3第1項の規定の適用については、昭和47年度に限り、同項中「当該年度の6月30日」とあるのは、「当該年度の7月31日」とする。
(私学共済組合の給付に係る経過措置)
第23条 法第96条第3項の規定により私学共済組合法の相当規定により取得した年金たる給付を受ける権利とみなされた権利に係る年金たる長期給付については、昭和47年5月分以後、その額を、当該給付の算定の基礎となった別表の上欄に掲げる沖縄私学共済組合法による標準給与の等級に対応する同表の下欄に掲げる仮定標準給与の月額を標準給与の月額とみなし、沖縄私学共済組合法の規定を適用して算定した額に改定する。
2 前項の規定により年金額を改定した場合において、改定後の年金額が改定前の年金額より少ないときは、改定前の年金額をもって改定年金額とする。
第24条 私立学校教職員共済組合法施行令等の一部を改正する等の政令(昭和61年政令第66号)による改正前の特別措置令第33条第4項の規定により昭和44年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律(昭和54年法律第74号)による改正前の私学共済組合法の相当規定による退職一時金又は私学共済組合法の相当規定による障害一時金とみなされた沖縄私学共済組合法の規定による退職一時金又は障害一時金の支給を受けた者についての法の施行の日以後における長期給付の額の算定については、当該退職一時金又は障害一時金の額は、これらの額の算定の基礎となった沖縄私学共済組合法の規定による標準給与の月額が、前条第1項の仮定標準給与の月額であるものとして、それぞれ沖縄私学共済組合法の規定を適用して算定した額とする。この場合において、この項の規定により適用することとされる沖縄私学共済組合法第64条第3項第1号に掲げる額については、私立学校教職員共済組合法等の一部を改正する法律(昭和60年法律第106号)による改正前の私学共済組合法第25条第1項において準用する国家公務員等共済組合法等の一部を改正する法律(昭和60年法律第105号)による改正前の国家公務員等共済組合法(昭和33年法律第128号)第79条の2第3項第1号に掲げる額をもってその額とする。
2 特別措置令第33条第4項の沖縄私学共済組合法の規定により算定される額の基礎となる沖縄私学共済組合法による標準給与の月額は、前条第1項の仮定標準給与の月額とする。この場合において、特別措置令第33条第4項の沖縄私学共済組合法の規定により算定される額の算定について適用される沖縄私学共済組合法第64条第3項第1号に掲げる額については、第1項後段の規定を準用する。
第25条 法第96条第1項及び第2項の規定により私学共済組合の組合員期間とみなされた期間を有する者についての法の施行の日以後における長期給付の額の算定については、当該算定の基礎となる沖縄の厚生年金保険法(1968年立法第136号)による標準報酬月額及び沖縄私学共済組合法による標準給与の月額は、別表の上欄に掲げる沖縄の厚生年金保険法による標準報酬等級又は沖縄私学共済組合法による標準給与の等級に対応する同表の下欄に掲げる仮定標準給与の月額とする。
第26条 沖縄特別措置令第35条の3第2項において読み替えて準用する同条第1項に規定する文部科学省令で定める期間は、厚生年金保険法(昭和29年法律第115号)第2条の5第1項第4号に規定する第4号厚生年金被保険者期間(2以上の種別の被保険者であった期間を有する者に係る同法の規定による遺族厚生年金(同法第58条第1項第4号に該当することにより支給されるものを除く。)にあっては、当該遺族厚生年金の額の計算の基礎となった同法の規定による被保険者期間)とする。

附則

この省令は、法の施行の日(昭和47年5月15日)から施行する。
附則 (昭和47年5月15日文部省令第32号)
この省令は、公布の日から施行する。
附則 (昭和47年6月1日文部省令第35号)
この省令は、公布の日から施行し、沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律の施行の日(昭和47年5月15日)から適用する。
附則 (昭和48年3月31日文部省令第2号)
この省令は、昭和48年4月1日から施行する。
附則 (昭和48年3月31日文部省令第3号) 抄
1 この省令は、昭和48年4月1日から施行する。
附則 (昭和49年6月28日文部省令第35号) 抄
1 この省令は、公布の日から施行し、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律(昭和49年法律第90号)の施行の日から適用する。
附則 (昭和49年6月28日文部省令第36号) 抄
1 この省令は、公布の日から施行し、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律(昭和49年法律第90号)の施行の日から適用する。
附則 (昭和55年2月12日文部省令第1号) 抄
1 この省令は、公布の日から施行する。
附則 (昭和55年3月22日文部省令第2号)
この省令は、公布の日から施行し、第1条の規定による改正後の私立学校教職員共済組合法施行規則の規定及び第3条の規定による改正後の沖縄の復帰に伴う文部省関係省令の適用の特別措置等に関する省令の規定は、昭和55年1月1日から適用する。
附則 (昭和56年4月1日文部省令第16号) 抄
1 この省令は、公布の日から施行する。
附則 (昭和57年9月29日文部省令第37号)
この省令は、昭和57年10月1日から施行する。
附則 (昭和59年3月31日文部省令第12号)
この省令は、昭和59年4月1日から施行する。
附則 (昭和61年3月31日文部省令第11号) 抄
1 この省令は、昭和61年4月1日から施行する。
7 この省令による改正後の規定は、昭和61年4月1日以後に給付事由が生じた給付について適用し、同日前に給付事由が生じた給付については、次項の規定を適用する場合を除き、なお従前の例による。
8 昭和61年4月1日前に給付事由が生じた給付については、この省令による改正前の私立学校教職員共済組合法施行規則第17条第2項及び第3項の規定を適用せず、同日以後に給付事由が生じた給付とみなして、私立学校教職員共済法施行規則等の一部を改正する省令(平成15年文部科学省令第8号)による改正後の私立学校教職員共済法施行規則(昭和28年文部省令第28号)第17条の2及び第17条の3の規定を適用する。
9 第2項から前項までに定めるもののほか、この省令の施行に伴う経過措置については、別に文部科学大臣が定める。
附則 (平成12年3月27日文部省令第22号)
この省令は、平成12年4月1日から施行する。
附則 (平成15年3月28日文部科学省令第8号)
(施行期日)
1 この省令は、平成15年4月1日から施行する。
(従前の特別掛金)
2 平成15年4月前の賞与等(私立学校教職員共済法等の一部を改正する法律(平成12年法律第23号)第2条の規定による改正前の私立学校教職員共済法第34条の2第2項に規定する賞与等をいう。)に係る特別掛金(同条第1項に規定する特別掛金をいう。)については、なお、従前の例による。
附則 (平成27年9月30日文部科学省令第33号) 抄
(施行期日)
第1条 この省令は、平成27年10月1日から施行する。
別表
沖縄の厚生年金保険法による標準報酬等級又は沖縄私学共済組合法による標準給与の等級 仮定標準給与の月額
昭和45年1月1日から昭和45年9月30日まで 昭和45年10月1日から昭和46年9月30日まで 昭和46年10月1日から昭和47年5月14日まで
第1級 10、000円 10、000円 18、000円
第2級 10、000円 12、000円 20、000円
第3級 10、000円 14、000円 22、000円
第4級 12、000円 16、000円 24、000円
第5級 14、000円 18、000円 26、000円
第6級 16、000円 20、000円 28、000円
第7級 18、000円 22、000円 30、000円
第8級 20、000円 24、000円 33、000円
第9級 22、000円 26、000円 36、000円
第10級 24、000円 28、000円 39、000円
第11級 26、000円 28、000円 42、000円
第12級 28、000円 30、000円 45、000円
第13級 28、000円 33、000円 48、000円
第14級 30、000円 33、000円 52、000円
第15級 33、000円 36、000円 56、000円
第16級 33、000円 39、000円 60、000円
第17級 36、000円 42、000円 64、000円
第18級 39、000円 48、000円 68、000円
第19級 42、000円 52、000円 72、000円
第20級 48、000円 56、000円 76、000円
第21級 52、000円 56、000円 80、000円
第22級 56、000円 60、000円 84、000円
第23級 56、000円 64、000円 88、000円
第24級 68、000円 92、000円
第25級 76、000円 96、000円
第26級 80、000円 100、000円
第27級 92、000円 105、000円
第28級 98、000円 110、000円
第29級 120、000円
第30級 130、000円
第31級 140、000円
第32級 150、000円
第33級 160、000円
第34級 170、000円
第35級 185、000円

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