じゅうだいなはんざいをぼうしし、およびこれとたたかううえでのきょうりょくのきょうかにかんするにっぽんこくせいふとアメリカがっしゅうこくせいふとのあいだのきょうていのてきせいなじっしのかくほにかんするきそく
重大な犯罪を防止し、及びこれと戦う上での協力の強化に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の適正な実施の確保に関する規則
平成30年国家公安委員会規則第16号
警察法施行令(昭和29年政令第151号)第13条第1項の規定に基づき、重大な犯罪を防止し、及びこれと戦う上での協力の強化に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の適正な実施の確保に関する規則を次のように定める。
(目的)
第1条 この規則は、協定の適正な実施を確保するため必要な事項を定めることを目的とする。
(定義)
第2条 この規則において使用する用語は、重大な犯罪を防止し、及びこれと戦う上での協力の強化に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の実施に関する法律(平成26年法律第57号。以下「法」という。)において使用する用語の例による。
(合衆国連絡部局から追加の情報の提供の要請を受けなかった場合の措置)
第3条 警察庁長官(以下「長官」という。)は、法第3条の規定により、特定の者に係る指紋情報が照合用電子計算機に記録されている旨(同条第1項の場合にあっては、その者に係る指紋情報が照合用電子計算機に記録されており、かつ、その者が同項各号のいずれかに該当する者である旨)を回答した場合において、合衆国連絡部局から、協定第5条1の規定によるその者に係る追加の情報の提供の要請(第7条第1項第3号において「追加情報提供要請」という。)を受けなかったときは、合衆国連絡部局に対し、当該回答に係る照会の目的について説明を要請するものとする。
(法第5条の規定による同意をする旨の通知をしようとするときの国家公安委員会への報告)
第4条 長官は、法第5条の規定による同意をする旨の通知をしようとするときは、あらかじめ、当該同意の内容その他の必要な事項を国家公安委員会に報告するものとする。ただし、緊急を要する場合で、あらかじめ、国家公安委員会に報告するいとまのないときは、事後速やかに、当該報告をするものとする。
(追加の情報の提供後に無罪の判決が確定した場合等の措置)
第5条 長官は、法第4条第1項の規定により合衆国連絡部局に対し情報を提供した後、当該情報に係る者について、当該情報に係る刑事事件につき無罪の判決が確定した場合その他これに準ずる場合において、必要かつ相当と認められるときは、その旨を合衆国連絡部局に通報するものとする。
(情報の適切な管理のための措置)
第6条 長官は、協定に基づく措置に係る情報(法第3条から第5条までの措置に係るものを除く。)の漏えい、滅失又は毀損の防止その他これらの情報の適切な管理のために、長官の使用に係る電子計算機に係るアクセス制御機能(不正アクセス行為の禁止等に関する法律(平成11年法律第128号)第2条第3項に規定するアクセス制御機能をいう。)の高度化その他の必要な措置を講ずるものとする。
(国家公安委員会への報告)
第7条 長官は、国家公安委員会に対し、少なくとも毎年1回、次に掲げる事項を報告するものとする。
一 法第3条の規定による特定の者に係る指紋情報が照合用電子計算機に記録されている旨(同条第1項の場合にあっては、その者に係る指紋情報が照合用電子計算機に記録されており、かつ、その者が同項各号のいずれかに該当する者である旨)の回答の件数
二 第3条に規定する要請の件数
三 合衆国連絡部局からの追加情報提供要請の件数
四 協定第7条の規定による合衆国連絡部局に対する要請の件数
2 前項の規定によるもののほか、長官は、国家公安委員会から、法の施行その他協定の実施に関する事項について報告を求められたときは、速やかに、当該事項を報告するものとする。
附則
この規則は、法の施行の日から施行する。
インターネット六法に掲載している法令データは、原則、官報その他政府提供データを基にしています。
※原則とは、現在有効ではない法令の場合は図書館等にて収集しております
データ内容の正確性については万全を期しておりますが、官報に掲載された内容と異なる場合はそちらが優先します。
インターネット六法.comの利用に伴って発生した不利益や問題について、当サイトの運営者は何らの責任を負いません。
掲載している法令等に誤植(ふりがな等)がありましたら、「お問い合わせ」よりお知らせください。ご協力お願いいたします。
インターネット六法が少しでもあなたの役に立てれば光栄です。これからもインターネット六法を宜しくお願いします。
※スマホやタブレットで左の画像を読み込むと現在の法令ページを読み込めます。