みどりのきこうききんへのきょしゅつにともなうこくさいのはっこうとうにかんするしょうれい
緑の気候基金への拠出に伴う国債の発行等に関する省令
平成27年財務省令第82号
国債に関する法律(明治39年法律第34号)第1条第1項及び第2項並びに緑の気候基金への拠出及びこれに伴う措置に関する法律(平成27年法律第24号)第3条第3項において準用する国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律(昭和27年法律第191号)第10条第6項の規定に基づき、緑の気候基金への拠出に伴う国債の発行等に関する省令を次のように定める。
(国債の名称)
第1条 緑の気候基金(以下「基金」という。)に拠出するため、緑の気候基金への拠出及びこれに伴う措置に関する法律(平成27年法律第24号。以下「法」という。)第3条第2項の規定により発行する国債は、緑の気候基金拠出国庫債券(以下「拠出国庫債券」という。)とする。
(適用除外)
第2条 国債規則(大正11年大蔵省令第31号)の規定は、拠出国庫債券(第8条第2項の規定により日本銀行に交付されるものを除く。次条において同じ。)については適用しない。
(取扱店)
第3条 拠出国庫債券に関する事務の取扱店は、日本銀行本店とする。
(拠出の場合の額面金額)
第4条 法第3条第1項の規定により本邦通貨に代えて国債で拠出する場合において、基金に交付する拠出国庫債券の額面金額は、拠出する都度必要な金額又はその金額を分割した金額とする。
(分割及び併合)
第5条 政府は、基金の請求があったときは、当該請求に従い拠出国庫債券の額面金額の分割又は併合を行うことができる。
2 前項の規定により拠出国庫債券の分割又は併合を行う場合は、当該分割又は併合に係る金額をその額面金額とする。
(償還の手続)
第6条 政府は、基金から拠出国庫債券の全部又は一部につき償還の請求を受けた場合において、当該請求に係る金額の全部又は一部につき償還を行うときは、その償還を行う金額を法第4条の規定により寄託所として指定された日本銀行における基金の勘定(以下「基金の勘定」という。)に払い込むものとする。
(一部の償還の請求を受けた場合の措置)
第7条 前条の場合において、当該請求が拠出国庫債券の額面金額の一部に係るものであるときは、政府は、当該拠出国庫債券と引換えに、当該額面金額から当該請求に係る金額を控除した金額を額面金額とする拠出国庫債券を基金に交付するものとする。
(日本銀行が買い取った場合の措置)
第8条 日本銀行は、法第3条第3項において準用する国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律(昭和27年法律第191号)第10条第4項の規定により政府から償還を行うことのできない金額につき拠出国庫債券を買い取ることを命ぜられたときは、当該金額を基金の勘定に払い込まなければならない。
2 政府は、前項の場合には、日本銀行が買い取った金額を額面金額とし、法第3条第3項において準用する国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律第10条第5項の規定により財務大臣が定める償還期限及び利率を記載した拠出国庫債券を日本銀行に交付するものとする。
附則
この省令は、公布の日から施行する。
インターネット六法に掲載している法令データは、原則、官報その他政府提供データを基にしています。
※原則とは、現在有効ではない法令の場合は図書館等にて収集しております
データ内容の正確性については万全を期しておりますが、官報に掲載された内容と異なる場合はそちらが優先します。
インターネット六法.comの利用に伴って発生した不利益や問題について、当サイトの運営者は何らの責任を負いません。
掲載している法令等に誤植(ふりがな等)がありましたら、「お問い合わせ」よりお知らせください。ご協力お願いいたします。
インターネット六法が少しでもあなたの役に立てれば光栄です。これからもインターネット六法を宜しくお願いします。
※スマホやタブレットで左の画像を読み込むと現在の法令ページを読み込めます。