とちりようりれきちょうささぎょうきていじゅんそく
土地利用履歴調査作業規程準則
平成23年国土交通省令第13号
国土調査法(昭和26年法律第180号)第3条第2項の規定に基づき、土地利用履歴調査作業規程準則を次のように定める。
(目的)
第1条 国土調査法(昭和26年法律第180号)第2条第2項の規定による土地分類調査の基準の設定のための調査のうち、過去の土地の利用状況についての調査(以下「土地利用履歴調査」という。)に関する作業規程の準則は、この省令の定めるところによる。
(土地利用履歴調査の内容)
第2条 土地利用履歴調査においては、土地の利用の可能性を把握するために参考となるべき過去の土地の利用状況を明らかにするための調査を行い、その結果を土地利用履歴調査図及び土地利用履歴説明書に作成するものとする。
(土地利用履歴分類図の作成)
第3条 土地利用履歴分類図は、明治43年から大正8年までに作成された縮尺5万分の1の地形図及び昭和35年から昭和44年までに作成された縮尺5万分の1の地形図に基づき、過去の土地の利用状況を分類し、その分布界線を当該地形図の上に表示したのち、これを最新の縮尺5万分の1の地形図に転記して作成するものとする。
2 過去の土地の利用状況は、田、畑、宅地、池沼、山林、原野、公衆用道路及びその他の用地に分類するものとする。
(土地利用履歴分類図の表示の方法)
第4条 土地利用履歴分類図における過去の土地の利用状況の表示は、別表第1に定める方法によるものとする。
(土地利用履歴分類図の接合)
第5条 土地利用履歴分類図は、隣接する土地利用履歴分類図が既に作成されている場合であって、かつ、当該隣接する土地利用履歴分類図の作成に用いた地形図と同時期の地形図を用いて作成する場合には、当該隣接する土地利用履歴分類図と接合するように調製するものとする。
(土地利用履歴説明書の作成)
第6条 土地利用履歴説明書は、土地利用履歴分類図の利用を容易にするため、別表第2に定めるところに従い、土地利用履歴分類図に図示できない事項を記入して作成するものとする。
別表第1
区分 | 彩色 |
田 | 黄緑 |
畑 | 黄 |
宅地 | 桃 |
池沼 | 青 |
山林 | 緑 |
原野 | 薄茶 |
公衆用道路 | 薄紫 |
その他の用地 | 紫 |
備考 彩色する区域の境界は、灰色の幅0.05ミリメートルの実線で表示するものとする。
別表第2
記載すべき事項 | 記載すべき内容 |
一 使用した地形図
|
使用した地形図の作成時期及びその選定理由 |
二 過去の土地の利用状況の概要等
|
使用した地形図の作成時期における土地の利用状況の概要及び当該土地の利用状況の現在までの変化の概要 |
三 過去の土地の利用状況別面積表
|
土地の利用状況別の面積 |
四 使用した参考文献又は資料名
|
附則
この省令は、公布の日から施行する。
インターネット六法に掲載している法令データは、原則、官報その他政府提供データを基にしています。
※原則とは、現在有効ではない法令の場合は図書館等にて収集しております
データ内容の正確性については万全を期しておりますが、官報に掲載された内容と異なる場合はそちらが優先します。
インターネット六法.comの利用に伴って発生した不利益や問題について、当サイトの運営者は何らの責任を負いません。
掲載している法令等に誤植(ふりがな等)がありましたら、「お問い合わせ」よりお知らせください。ご協力お願いいたします。
インターネット六法が少しでもあなたの役に立てれば光栄です。これからもインターネット六法を宜しくお願いします。
※スマホやタブレットで左の画像を読み込むと現在の法令ページを読み込めます。