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へいせい17ねんどのすいでんのうぎょうこうぞうかいかくこうふきんとうについてのしょとくぜいおよびほうじんぜいのりんじとくれいにかんするほうりつしこうれい

平成17年度の水田農業構造改革交付金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律施行令

平成18年政令第22号
内閣は、平成17年度の水田農業構造改革交付金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律(平成18年法律第6号)第2条の規定に基づき、この政令を制定する。
(水田農業構造改革交付金等で固定資産を取得した場合の法人税の特例)
第1条 平成17年度の水田農業構造改革交付金等についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律(以下「法」という。)第2条第1項に規定する政令で定める方法は、固定資産の取得又は改良に充てた金額に相当する金額以下の金額を同項の水田農業構造改革交付金等の交付を受けた日の属する事業年度の確定した決算(法人税法(昭和40年法律第34号)第72条第1項第1号に掲げる金額を計算する場合にあっては、同項に規定する期間に係る決算。次条第1項において同じ。)において積立金として積み立てる方法(当該事業年度の決算の確定の日までに剰余金の処分により積立金として積み立てる方法を含む。)とする。
2 法第2条第1項の規定は、確定申告書等(租税特別措置法(昭和32年法律第26号)第2条第2項第27号に規定する確定申告書等をいう。次項において同じ。)に法第2条第1項の規定により損金の額に算入される金額の損金算入に関する申告の記載があり、かつ、当該確定申告書等にその損金の額に算入される金額の計算に関する明細書の添付がある場合に限り、適用する。
3 税務署長は、前項の記載又は添付がない確定申告書等の提出があった場合においても、その記載又は添付がなかったことについてやむを得ない事情があると認めるときは、当該記載をした書類及び同項の明細書の提出があった場合に限り、法第2条第1項の規定を適用することができる。
4 法第2条第1項の規定の適用を受けた固定資産については、租税特別措置法第53条第1項各号に掲げる規定(同法第46条の2第1項及び同項に係る同法第52条の3の規定を除く。)は、適用しない。
5 法第2条第1項の規定の適用を受けた固定資産について法人税に関する法令の規定を適用する場合には、同項の規定により各事業年度の所得の金額の計算上損金の額に算入された金額は、当該固定資産の取得価額に算入しない。
6 法人税法第2条第12号の8に規定する適格合併(次条において「適格合併」という。)により第1項の規定の適用を受けた固定資産の移転を受けた合併法人が当該固定資産について法人税に関する法令の規定を適用する場合には、当該適格合併に係る被合併法人において当該固定資産の取得価額に算入されなかった金額は、当該固定資産の取得価額に算入しない。
(水田農業構造改革交付金等に係る特別勘定を設けた場合の法人税の特例)
第2条 法第2条第1項の農業生産法人(以下「農業生産法人」という。)が、同項の水田農業構造改革交付金等の交付を受けた場合において、その交付を受けた日の属する事業年度の翌事業年度開始の日から交付を受けた日以後2年を経過する日までの期間(次項において「指定期間」という。)内にその受けた金額(当該交付を受けた日の属する事業年度において当該金額の一部に相当する金額をもって固定資産の取得又は改良をした場合には、当該取得又は改良に充てられた金額を控除した金額。以下この項において「交付金等の金額」という。)の全部又は一部に相当する金額をもって固定資産の取得又は改良をする見込みであり、かつ、当該交付金等の金額で当該固定資産の取得又は改良に充てようとするものの額を当該交付を受けた日の属する事業年度の確定した決算において特別勘定を設ける方法(当該事業年度の決算の確定の日までに剰余金の処分により積立金として積み立てる方法を含む。)により経理したときは、その経理した金額に相当する金額は、当該事業年度の所得の金額の計算上、損金の額に算入する。
2 前項の規定の適用を受けた農業生産法人が次の各号に掲げる場合(当該農業生産法人を被合併法人とする適格合併が行われた場合を除く。)に該当することとなった場合には、当該各号に定める金額は、その該当することとなった日の属する事業年度(第5号に掲げる場合にあっては、合併の日の前日の属する事業年度)の所得の金額の計算上、益金の額に算入する。
 指定期間内に前項の特別勘定として経理した金額(既に益金の額に算入された、又は益金の額に算入されるべき金額がある場合には、これらの金額を控除した金額。以下この項及び第5項において「特別勘定残額」という。)の全部又は一部に相当する金額をもって固定資産の取得又は改良に充てた場合 当該取得又は改良に充てた金額に相当する金額
 指定期間内に特別勘定残額を前号の場合以外の場合に取り崩した場合 当該取り崩した金額
 指定期間を経過する日において、特別勘定残額を有している場合 当該特別勘定残額
 指定期間内に解散した場合(合併により解散した場合を除く。)において、特別勘定残額を有しているとき。 当該特別勘定残額
 指定期間内に当該農業生産法人を被合併法人とする合併が行われた場合において、特別勘定残額を有しているとき。 当該特別勘定残額
3 前条第2項及び第3項の規定は、法第2条第2項において準用する同条第1項の規定又は第1項の規定により損金の額に算入する場合について準用する。
4 前条第4項から第6項までの規定は、法第2条第2項において準用する同条第1項の規定の適用を受けた固定資産について準用する。
5 第1項の特別勘定を設けている農業生産法人を被合併法人とする適格合併が行われた場合には、当該適格合併直前における当該農業生産法人の特別勘定残額は、当該適格合併に係る合併法人に引き継ぐものとする。この場合において、前3項の規定の適用については、これを当該合併法人に係る第1項の特別勘定の金額とみなす。

附則

1 この政令は、公布の日から施行する。
2 法第2条の規定の適用を受けようとする農業生産法人の事業年度が会社法(平成17年法律第86号)の施行の日前に終了する事業年度である場合のこの政令の規定の適用については、次の表の上欄に掲げる規定中同表の中欄に掲げる字句は、同表の下欄に掲げる字句とする。
第1条第1項 同項の水田農業構造改革交付金等の交付を受けた日の属する事業年度の確定した決算(法人税法(昭和40年法律第34号)第72条第1項第1号に掲げる金額を計算する場合にあっては、同項に規定する期間に係る決算。次条第1項において同じ。)において積立金として積み立てる方法(当該事業年度の決算の確定の日までに 法人税法(昭和40年法律第34号)第2条第25号に規定する損金経理により引当金勘定に繰り入れる方法(確定した決算において利益又は
第2条第1項 、当該交付金等 、当該交付を受けた日の属する事業年度の確定した決算(法人税法第72条第1項第1号に掲げる金額を計算する場合にあっては、同項に規定する期間に係る決算)において当該交付金等
当該交付を受けた日の属する事業年度の確定した決算において特別勘定を設ける方法(当該事業年度の決算の確定の日までに剰余金の処分により積立金として積み立てる方法を含む。)により 特別勘定として
3 平成6年度の水田営農活性化助成補助金についての所得税及び法人税の臨時特例に関する法律施行令(平成7年政令第25号)は、廃止する。

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