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ゆうびんちょきんぎんこうおよびゆうびんほけんかいしゃにかかるいこうきかんちゅうのぎょうむのせいげんとうにかんするめいれい

郵便貯金銀行及び郵便保険会社に係る移行期間中の業務の制限等に関する命令

平成18年内閣府・総務省令第3号
郵政民営化法(平成17年法律第97号)第110条第1項第4号及び第6号、第111条第8項、第112条第1項、第116条第3項、第120条第1項第7号及び第8号、第125条、第138条第2項第6号、第139条第8項、第140条第1項、第144条第3項、第149条第1項第7号及び第8号並びに第153条の規定に基づき、郵便貯金銀行及び郵便保険会社に係る移行期間中の業務の制限等に関する命令を次のように定める。
(郵便貯金銀行の業務の認可の申請)
第1条 郵便貯金銀行(郵政民営化法(平成17年法律第97号。以下「法」という。)第94条に規定する郵便貯金銀行をいう。以下同じ。)は、法第110条第1項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 当該業務の内容及び方法を記載した書類
 郵便貯金銀行に関する次に掲げる書類
 日本郵政株式会社が保有する郵便貯金銀行の議決権がその総株主の議決権に占める割合を記載した書類
 最終の貸借対照表(関連する注記を含む。以下同じ。)、損益計算書(関連する注記を含む。以下同じ。)、株主資本等変動計算書(関連する注記を含む。以下同じ。)その他最近における業務、財産及び損益の状況を知ることができる書類
 当該認可後における収支の見込みを記載した書類
 その他金融庁長官及び総務大臣が法第110条第1項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
(郵便貯金銀行の業務の制限)
第2条 法第110条第1項第4号ロに規定する内閣府令・総務省令で定める行為は、次に掲げる行為とする。
 国債証券等(法第110条第2項に規定する国債証券等をいい、同条第4項の規定により有価証券とみなされる当該有価証券に表示されるべき権利を含む。以下同じ。)に係る有価証券の募集(金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の募集をいう。以下同じ。)の取扱い
 国債証券等に係る有価証券の買取り(郵便貯金銀行又は法第166条第1項の規定による解散前の日本郵政公社(次項第2号及び次条第1項第7号において「旧公社」という。)における有価証券の募集の取扱いにより国債証券等を取得した者若しくはその相続人その他の一般承継人又は加入者(社債、株式等の振替に関する法律(平成13年法律第75号)第2条第3項に規定する加入者をいう。次項第2号において同じ。)からの買取りに限る。)
 国債証券等に係る有価証券の元引受け(金融商品取引法第28条第7項に規定する有価証券の元引受けをいう。)
2 法第110条第1項第4号ハに規定する内閣府令・総務省令で定める行為は、次に掲げる行為とする。
 証券投資信託受益証券(法第110条第3項に規定する証券投資信託受益証券をいい、同条第4項の規定により有価証券とみなされる当該有価証券に表示されるべき権利を含む。以下同じ。)に係る有価証券の募集の取扱い
 証券投資信託受益証券に係る有価証券の買取り(郵便貯金銀行又は旧公社における有価証券の募集の取扱いにより証券投資信託受益証券を取得した者若しくはその相続人その他の一般承継人又は加入者からの買取りに限る。)
第3条 法第110条第1項第6号に規定する内閣府令・総務省令で定める業務は、次に掲げる業務とする。
 銀行法(昭和56年法律第59号)第10条第2項第2号に規定する有価証券の売買(有価証券関連デリバティブ取引(金融商品取引法第28条第8項第6号に規定する有価証券関連デリバティブ取引をいう。次号において同じ。)に該当するものを除き、投資の目的をもってするもの又は書面取次ぎ行為(金融商品取引法第33条第2項に規定する書面取次ぎ行為をいう。次号において同じ。)に限る。)(投資の目的をもってする次に掲げる有価証券(第2号ロ及びハ並びに第4号ニ(1)において「特定有価証券」という。)の売買(発行者(金融商品取引法第2条第5項に規定する発行者をいう。第16条第1項第1号において同じ。)からの購入については、イ、ロ、ハ(勤労者財産形成促進法施行令(昭和46年政令第332号)第40条第2号に規定する財形住宅債券等に限る。)及びヘに掲げる有価証券を購入する場合に限り、選択権付債券売買(当事者の一方が受渡日を指定できる権利を有する債券売買であって、一定の期間内に当該権利が行使されない場合には、当該売買の契約が解除される取引をいう。第4号ニ(1)及び第16条第1項第1号において同じ。)については、外国で行われる売買取引に係るものを除く。)を除く。)
 金融商品取引法第2条第1項第1号に掲げる国債証券
 金融商品取引法第2条第1項第2号に掲げる地方債証券
 金融商品取引法第2条第1項第3号に掲げる特別の法律により法人の発行する債券(政府が元本の償還及び利息の支払について保証しているもの又は次に掲げる法人の発行するものに限る。)
(1) 法律の定めるところにより、予算について国会の議決を経、又は承認を得なければならない法人
(2) 特別の法律により設立された法人((1)に掲げる法人を除く。)であって、国、地方公共団体及び(1)に掲げる法人以外の者の出資のないもののうち、特別の法律により債券を発行することができる法人
(3) 銀行(銀行法第2条第1項に規定する銀行及び長期信用銀行法(昭和27年法律第187号)第2条に規定する長期信用銀行をいう。)、農林中央金庫、株式会社商工組合中央金庫又は全国を地区とする信用金庫連合会(第3号、第4号ニ(1)及び第16条第1項第6号において「銀行等」という。)
 金融商品取引法第2条第1項第4号に掲げる特定社債券
 金融商品取引法第2条第1項第5号に掲げる社債券
 金融商品取引法第2条第1項第12号に掲げる貸付信託の受益証券
 金融商品取引法第2条第1項第17号に掲げる有価証券(次に掲げる有価証券に限る。)
(1) 金融商品取引法第2条第1項第17号に掲げる有価証券のうち同項第1号に掲げるものの性質を有する有価証券
(2) 金融商品取引法第2条第1項第17号に掲げる有価証券のうち同項第2号に掲げるものの性質を有する有価証券
(3) 国際機関の発行する債券
(4) 外国の特別の法令により設立された法人の発行する債券
(5) 外国の政府、地方公共団体若しくは特別の法令により設立された法人又は国際機関が元本の償還及び利息の支払について保証している債券((4)に該当するものを除く。)
(6) 金融商品取引所(金融商品取引法第2条第16項に規定する金融商品取引所をいい、これに類するもので外国の法令に基づき設立されたものを含む。)に上場されている株式又は債券の発行法人の発行する債券((4)及び(5)に該当するものを除く。)
 銀行法第10条第2項第2号に規定する有価証券関連デリバティブ取引(投資の目的をもってするもの又は書面取次ぎ行為に限る。)(投資の目的をもってする次に掲げる取引(第4号ニ(1)及び第16条第1項第8号において「特定有価証券関連デリバティブ取引」という。)を除く。)
 金融商品取引法第28条第8項第3号イに規定する取引(前号イ及びト(1)に掲げる有価証券に係る同法第2条第24項第5号に掲げる標準物(ロにおいて「特定標準物」という。)に係る取引に限る。)
 金融商品取引法第28条第8項第3号ハに規定する取引(特定有価証券の売買に係る取引及び特定標準物に係る取引に限る。)
 金融商品取引法第28条第8項第4号イに規定する取引(特定有価証券に係る取引に限る。)
 銀行法第10条第2項第3号に掲げる業務(次に掲げる有価証券の銀行等、金融商品取引法第2条第9項に規定する金融商品取引業者(同法第28条第1項に規定する第1種金融商品取引業を行う者に限る。)又は同法第2条第30項に規定する証券金融会社に対する貸付け(次号ニ(1)及び第16条第1項第5号において「有価証券の特定貸付け」という。)を除く。)
 第1号イに掲げる有価証券
 第1号ロに掲げる有価証券
 第1号ハに掲げる有価証券(同号ハ(1)から(3)までに掲げる法人の発行するものに限る。)
 第1号ホに掲げる有価証券
 第1号トに掲げる有価証券
 銀行法第10条第2項第5号に掲げる業務(次に掲げるもの(投資の目的をもってするものに限る。)を除く。)
 譲渡性預金証書の取得又は譲渡
 コマーシャル・ペーパーの取得又は譲渡
 第9号イからハまでに掲げる取引に係る権利を表示する証券又は証書の取得又は譲渡
 信託の受益権(郵便貯金銀行が保有する資産の信託会社(信託業法(平成16年法律第154号)第3条又は第53条第1項の免許を受けたものに限る。第16条第1項第7号において同じ。)又は信託業務を営む金融機関(金融機関の信託業務の兼営等に関する法律(昭和18年法律第43号)第1条第1項の認可を受けた同項に規定する金融機関をいう。第16条第1項第7号において同じ。)への信託に係るものに限る。)の取得。ただし、運用方法を特定する信託の受益権を取得する場合にあっては、次に掲げる方法により運用する信託に係るものに限る。
(1) 特定有価証券の売買(選択権付債券売買については、外国で行われる売買取引に係るものを除く。)、特定有価証券関連デリバティブ取引、有価証券の特定貸付け、イからハまでに掲げる金銭債権の取得又は譲渡、次号に規定する特定短期社債等の取得又は譲渡、第9号に規定する特定デリバティブ取引、コール資金の貸付け又は銀行等への預金
(2) 金融商品取引業者(金融商品取引法第2条第9項に規定する金融商品取引業者をいう。)との投資一任契約(同条第8項第12号ロに規定する投資一任契約をいい、同項第11号ロに規定する投資判断の全部を一任することを内容とするものに限る。)の締結
 銀行法第10条第2項第5号の3に掲げる業務(投資の目的をもってする特定短期社債等(同条第3項各号(第3号を除く。)に掲げるもの(同項第8号に掲げるものにあっては、第1号ト(2)から(6)までに掲げるものに該当するものに限る。)をいう。)の取得又は譲渡を除く。)
 銀行法第10条第2項第8号に掲げる業務(次に掲げるものを除く。)
 株式会社日本政策金融公庫の委託を受けて行う小口の教育資金(株式会社日本政策金融公庫法(平成19年法律第57号)別表第1第2号の下欄に規定する小口の教育資金をいう。)の貸付けの申込みの受理及び当該小口の教育資金の貸付けに係る貸付金の交付に関する業務
 沖縄振興開発金融公庫の委託を受けて行う小口の教育資金(沖縄振興開発金融公庫法(昭和47年法律第31号)第19条第2項第1号の2に規定する小口の教育資金をいう。)の貸付けの申込みの受理及び当該小口の教育資金の貸付けに係る貸付金の交付に関する業務
 銀行法第10条第2項第10号に掲げる業務(郵便貯金銀行又は旧公社における有価証券の募集の取扱いにより国債証券等又は証券投資信託受益証券を取得した者若しくはその相続人その他の一般承継人からの保護預りを除く。)
 銀行法第10条第2項第10号の2に掲げる業務(国債証券等及び証券投資信託受益証券に係るものを除く。)
 銀行法第10条第2項第12号に掲げる業務(特定デリバティブ取引(投資の目的をもってする次に掲げるものをいう。)を除く。)
 金融商品取引法第2条第21項第3号に掲げる取引(外国通貨をもって表示される支払手段の売買に係る取引に限る。)
 金融商品取引法第2条第22項第1号に掲げる取引(外国通貨をもって表示される支払手段に係る取引に限る。)
 金融商品取引法第2条第22項第3号に掲げる取引(外国通貨をもって表示される支払手段の売買に係る取引に限る。)
 銀行法第10条第2項第14号に掲げる業務
十一 銀行法第10条第2項に規定する業務のうち同項各号に掲げる業務以外の業務であって、郵政民営化法等の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律(平成17年法律第102号。以下この号及び第13条第1項第25号において「整備法」という。)第2条の規定による廃止前の日本郵政公社法(平成14年法律第97号)第24条第5項に規定する郵便貯金業務及び整備法第2条の規定による廃止前の日本郵政公社による証券投資信託の受益証券の募集の取扱い等のための日本郵政公社の業務の特例等に関する法律(平成16年法律第165号)第3条に規定する業務に該当しない業務
2 前項第1号に掲げる有価証券に表示されるべき権利は、これについて当該有価証券が発行されていない場合においても、これを当該有価証券とみなして同号の規定を適用する。
(郵便貯金銀行の子会社対象金融機関等を子会社とすることについての認可の申請)
第4条 郵便貯金銀行は、法第111条第1項(同条第3項で準用する場合を含む。)又は第2項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 郵便貯金銀行に関する次に掲げる書類
 日本郵政株式会社が保有する郵便貯金銀行の議決権がその総株主の議決権に占める割合を記載した書類
 最終の貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書その他最近における業務、財産及び損益の状況を知ることができる書類
 当該認可後における収支の見込みを記載した書類
 株式交換により子会社対象金融機関等(法第111条第9項に規定する子会社対象金融機関等をいう。以下この条において同じ。)を子会社(銀行法第2条第8項に規定する子会社をいう。以下第13条までにおいて同じ。)とする場合には、次に掲げる書類
(1) 株式交換契約の内容を記載した書類
(2) 株式交換費用を記載した書類
 郵便貯金銀行及びその子会社等(銀行法第14条の2第2号に規定する子会社等をいう。以下第11条までにおいて同じ。)に関する次に掲げる書類
 郵便貯金銀行及びその子会社等につき連結して記載した最終の貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書その他これらの会社の最近における業務、財産及び損益の状況を知ることができる書類
 当該認可後における郵便貯金銀行及びその子会社等(子会社となる会社を含む。)の収支及び連結自己資本比率(銀行法第14条の2第2号に規定する基準に係る算式により得られる比率をいう。以下第9条までにおいて同じ。)の見込みを記載した書類
 当該認可に係る子会社対象金融機関等に関する次に掲げる書類
 名称及び主たる営業所又は事務所の位置を記載した書類
 業務の内容を記載した書類
 最終の貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書その他最近における業務、財産及び損益の状況を知ることができる書類
 役員(役員が法人であるときは、その職務を行うべき者を含む。以下同じ。)の役職名及び氏名又は名称を記載した書類
 当該認可に係る子会社対象金融機関等を子会社とすることにより、郵便貯金銀行又はその子会社が国内の会社(銀行法第16条の4第1項に規定する国内の会社をいう。以下第13条までにおいて同じ。)の議決権を合算してその基準議決権数(銀行法第16条の4第1項に規定する基準議決権数をいう。以下第13条までにおいて同じ。)を超えて保有することとなる場合には、当該国内の会社の名称及び業務の内容を記載した書類
 その他金融庁長官及び総務大臣が法第111条第1項(同条第3項で準用する場合を含む。)又は第2項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
2 銀行法第2条第11項の規定は、前項第5号に規定する議決権について準用する。
(郵便貯金銀行の子会社対象金融機関等から除かれる会社が行う業務)
第5条 法第111条第9項に規定する内閣府令・総務省令で定める業務は、次に掲げる業務とする。
 銀行法施行規則(昭和57年大蔵省令第10号)第17条の3第2項第16号に掲げる業務
 銀行法施行規則第17条の3第2項第17号に掲げる業務
 前2号に掲げる業務に附帯する業務(当該各号に掲げる業務を営む者が営むものに限る。)
(郵便貯金銀行の営業所の設置等の届出)
第6条 法第112条第1項に規定する内閣府令・総務省令で定める場合は、次に掲げる場合とする。
 出張所(臨時若しくは巡回型の施設又は無人の設備に限る。第4号において同じ。)の設置又は廃止をする場合
 増改築その他のやむを得ない理由により営業所の位置の変更をする場合(変更前の位置に復することが明らかな場合に限る。)
 前号に規定する位置の変更に係る営業所を変更前の位置に復する場合
 本邦における出張所の位置の変更をする場合
2 郵便貯金銀行は、法第112条第1項の規定による届出をしようとするときは、届出書に理由書その他金融庁長官及び総務大臣が必要と認める事項を記載した書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
(郵便貯金銀行の合併の認可の申請)
第7条 郵便貯金銀行は、法第113条第1項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 合併契約の内容を記載した書類
 合併費用を記載した書類
 最終の貸借対照表、損益計算書及び株主資本等変動計算書並びに最近の日計表
 合併後の郵便貯金銀行の定款並びに取締役及び監査役(郵便貯金銀行が監査等委員会設置会社である場合には取締役、指名委員会等設置会社である場合には取締役及び執行役)の履歴書
 郵便貯金銀行の合併後における収支及び単体自己資本比率(銀行法第14条の2第1号に規定する基準に係る算式により得られる比率をいう。第8条第6号及び第9条第1項第4号において同じ。)の見込みを記載した書類
 合併後の郵便貯金銀行が会計参与設置会社である場合には、郵便貯金銀行の会計参与の履歴書(会計参与が法人であるときは、当該会計参与の沿革を記載した書類及びその職務を行うべき社員の履歴書。以下同じ。)
七の2 合併後の郵便貯金銀行の会計監査人の履歴書(会計監査人が法人であるときは、当該会計監査人の沿革を記載した書面及びその職務を行うべき社員の履歴書。以下同じ。)
 合併の相手方の従前の定款及び第4号に掲げる書類
 郵便貯金銀行が当該合併により特定子会社対象会社(銀行法第16条の2第1項第2号の2から第6号まで又は第8号から第14号までに掲げる会社をいう。以下この号、次条第1項第9号及び第9条第1項第7号において同じ。)を子会社とする場合には、当該特定子会社対象会社に関する第4条第1項第4号イからニまでに掲げる書類
 合併後の郵便貯金銀行が子会社等を有する場合には、郵便貯金銀行及び当該子会社等の収支及び連結自己資本比率の見込みを記載した書類
十一 合併後の郵便貯金銀行又はその子会社が、当該合併により国内の会社の議決権を合算してその基準議決権数を超えて保有することとなる場合には、当該国内の会社の名称及び業務の内容を記載した書類
十二 その他金融庁長官及び総務大臣が法第113条第1項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
2 銀行法第2条第11項の規定は、前項第11号に規定する議決権について準用する。
(郵便貯金銀行の会社分割の認可の申請)
第8条 郵便貯金銀行は、法第113条第3項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 吸収分割契約又は新設分割計画の内容を記載した書類
 会社分割費用を記載した書類
 最終の貸借対照表、損益計算書及び株主資本等変動計算書並びに最近の日計表
 会社分割を行った後における郵便貯金銀行の定款並びに取締役及び監査役(郵便貯金銀行が監査等委員会設置会社である場合には取締役、指名委員会等設置会社である場合には取締役及び執行役)の履歴書
 郵便貯金銀行の会社分割後における収支及び単体自己資本比率の見込みを記載した書類
 当該会社分割を行った後における郵便貯金銀行が会計参与設置会社である場合には、郵便貯金銀行の会計参与の履歴書
七の2 会社分割を行った後における郵便貯金銀行の会計監査人の履歴書
 会社分割の当事者(郵便貯金銀行を除く。)の従前の定款及び第4号に掲げる書類
 当該会社分割により郵便貯金銀行が特定子会社対象会社を子会社とする場合には、当該特定子会社対象会社に関する第4条第1項第4号イからニまでに掲げる書類
 当該会社分割を行った後における郵便貯金銀行が子会社等を有する場合には、郵便貯金銀行及び当該子会社等の収支及び連結自己資本比率の見込みを記載した書類
十一 当該会社分割により郵便貯金銀行の子会社が子会社でなくなる場合には、当該子会社の名称を記載した書類
十二 当該会社分割により郵便貯金銀行又はその子会社が国内の会社の議決権を合算してその基準議決権数を超えて保有することとなる場合には、当該国内の会社の名称及び業務の内容を記載した書類
十三 その他金融庁長官及び総務大臣が法第113条第3項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
2 銀行法第2条第11項の規定は、前項第12号に規定する議決権について準用する。
(郵便貯金銀行の事業の譲渡又は譲受けの認可の申請)
第9条 郵便貯金銀行は、法第113条第5項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 事業の譲渡又は譲受け(以下「事業譲渡等」という。)の契約の内容を記載した書類
 最近の日計表
 郵便貯金銀行の事業譲渡等の後における収支及び単体自己資本比率の見込みを記載した書類
 当該事業譲渡等を行った後における郵便貯金銀行が子会社等を有する場合には、郵便貯金銀行及び当該子会社等の収支及び連結自己資本比率の見込みを記載した書類
 当該事業の譲渡により郵便貯金銀行の子会社が子会社でなくなる場合には、当該子会社の名称を記載した書類
 当該事業の譲受けにより郵便貯金銀行が特定子会社対象会社を子会社とする場合には、当該特定子会社対象会社に関する第4条第1項第4号イからニまでに掲げる書類
 当該事業の譲受けにより郵便貯金銀行又はその子会社が国内の会社の議決権を合算してその基準議決権数を超えて保有することとなる場合には、当該国内の会社の名称及び業務の内容を記載した書類
 その他金融庁長官及び総務大臣が法第113条第5項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
2 銀行法第2条第11項の規定は、前項第8号に規定する議決権について準用する。
(郵便貯金銀行の廃業及び解散の認可の申請)
第10条 郵便貯金銀行は、法第115条第1項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 最近の日計表
 資産及び負債の内容を明らかにした書類
 債権債務の処理の方法を記載した書類
 その他金融庁長官及び総務大臣が法第115条第1項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
(郵便貯金銀行の業務報告書等)
第11条 法第116条第1項の規定による中間業務報告書は、事業年度開始の日から当該事業年度の9月30日までの間の業務及び財産の状況について、中間事業概況書、中間貸借対照表(関連する注記を含む。第26条第1項において同じ。)、中間損益計算書(関連する注記を含む。同項において同じ。)、中間株主資本等変動計算書(関連する注記を含む。同項において同じ。)、中間キャッシュ・フロー計算書及び郵便貯金銀行を所属銀行(銀行法第2条第16項に規定する所属銀行をいう。以下同じ。)とする銀行代理業者(同条第15項に規定する銀行代理業者をいう。以下同じ。)の営業所又は事務所(郵便貯金銀行に係る業務を取り扱うものに限る。次項において同じ。)の設置状況に関する書類に分けて、銀行法施行規則別紙様式第1号(郵便貯金銀行が特定取引勘定(銀行法施行規則第13条の6の3第1項に規定する特定取引勘定をいう。次項において同じ。)を設置している場合にあっては、銀行法施行規則別紙様式第1号の2)の例により作成し、当該期間経過後3月以内に金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
2 法第116条第1項の規定による業務報告書は、事業概況書、貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書、キャッシュ・フロー計算書及び郵便貯金銀行を所属銀行とする銀行代理業者の営業所又は事務所の設置状況に関する書類に分けて、銀行法施行規則別紙様式第3号(郵便貯金銀行が特定取引勘定を設置している場合にあっては、銀行法施行規則別紙様式第3号の2)の例により作成し、事業年度経過後3月以内に金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
3 法第116条第2項の規定による中間業務報告書は、事業年度開始の日から当該事業年度の9月30日までの間の郵便貯金銀行及びその子会社等の業務及び財産の状況について、中間事業概況書及び中間連結財務諸表に分けて、銀行法施行規則別紙様式第5号の例により作成し、当該期間経過後3月以内に金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
4 法第116条第2項の規定による業務報告書は、事業概況書及び連結財務諸表に分けて、銀行法施行規則別紙様式第5号の2の例により作成し、事業年度経過後3月以内に金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
5 郵便貯金銀行は、やむを得ない理由により前各項に規定する期間内に中間業務報告書又は業務報告書の提出をすることができない場合には、あらかじめ金融庁長官及び総務大臣の承認を受けて、当該提出を延期することができる。
6 郵便貯金銀行は、前項の規定による承認を受けようとするときは、承認申請書に理由書を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
7 金融庁長官及び総務大臣は前項の規定による承認の申請があったときは、郵便貯金銀行が第5項の規定による提出の延期をすることについてやむを得ないと認められる理由があるかどうかを審査するものとする。
8 金融庁長官及び総務大臣は、第5項の規定による承認をしたときは、速やかに、その旨を法第18条に規定する郵政民営化委員会に通知しなければならない。
(郵便貯金銀行の届出事項)
第12条 法第120条第1項第7号に規定する内閣府令・総務省令で定める処分は、次に掲げる処分とする。
 銀行法第7条第1項の規定による認可
 銀行法第13条第1項若しくは第2項、第13条の2、第16条の2第5項又は第16条の4第2項の規定による承認
 銀行法第27条、第28条又は第29条の規定による処分
 預金保険法(昭和46年法律第34号)第102条第1項又は第126条の2第1項の規定による認定
第13条 法第120条第1項第8号に規定する内閣府令・総務省令で定める場合は、次に掲げる場合とする。
 定款を変更した場合
 新株予約権又は新株予約権付社債を発行しようとする場合
二の2 新株予約権付社債について期限前償還をしようとする場合(期限のないものについて償還をしようとする場合を含む。)
 郵便貯金銀行を代表する取締役、郵便貯金銀行の常務に従事する取締役又は監査役(郵便貯金銀行が監査等委員会設置会社である場合には郵便貯金銀行を代表する取締役、郵便貯金銀行の常務に従事する取締役又は監査等委員(郵便貯金銀行の常務に従事する取締役を除く。)、指名委員会等設置会社である場合には郵便貯金銀行の常務に従事する取締役、代表執行役、執行役又は監査委員(監査委員会の委員をいい、郵便貯金銀行の常務に従事する取締役を除く。)。以下この号及び次号において「役員等」という。)を選任しようとする場合又は役員等が退任しようとする場合(次号に該当する場合を除く。)
三の2 役員等の選任又は退任(以下この号、第4号の2及び第4号の4において「選退任」という。)があった場合(役員等の選退任の前に、役員等を選任しようとする旨又は役員等が退任しようとする旨の届出をすることができないことについて、やむを得ない事情がある場合に限る。)
 会計参与を選任しようとする場合又は会計参与が退任しようとする場合(次号に該当する場合を除く。)
四の2 会計参与の選退任があった場合(会計参与の選退任の前に、会計参与を選任しようとする旨又は会計参与が退任しようとする旨の届出をすることができないことについて、やむを得ない事情がある場合に限る。)
四の3 会計監査人を選任しようとする場合又は会計監査人が退任しようとする場合(次号に該当する場合を除く。)
四の4 会計監査人の選退任があった場合(会社法(平成17年法律第86号)第338条第2項の規定により再任されたものとみなされた場合を除き、会計監査人の選退任の前に、会計監査人を選任しようとする旨又は会計監査人が退任しようとする旨の届出をすることができないことについて、やむを得ない事情がある場合に限る。)
 銀行法第10条第2項に規定する業務(銀行法施行規則第35条第1項第6号において金融庁長官が別に定めるものを除く。)の全部若しくは一部のみを営む施設若しくは設備の設置、位置の変更若しくは廃止又は当該施設若しくは設備において営む業務の内容の変更をしようとする場合(次号に該当する場合を除く。)
五の2 外国において銀行法第10条第2項に規定する業務の全部若しくは一部のみを営む施設若しくは設備の設置若しくは廃止又は当該施設若しくは設備において営む業務の内容の変更をしようとする場合
 銀行法第2条第14項各号に掲げる行為を委託する旨の契約を変更しようとする場合
 銀行法第10条第2項に規定する業務に係る契約の締結の代理若しくは媒介を委託する旨の契約を締結し、当該契約を変更し、又は当該契約を終了しようとする場合
 郵便貯金銀行若しくはその子会社の担保権の実行による株式若しくは持分の取得又は銀行法施行規則第17条の4第1項各号に掲げる事由により他の会社(法第120条第1項第2号の規定により子会社とすることについて同号の届出をしなければならないとされるものを除く。)を子会社とした場合
八の2 銀行法第16条の2第4項の規定に基づき子会社対象会社(同条第1項に規定する子会社対象会社をいう。第12号において同じ。)以外の外国の会社を子会社としようとする場合
 郵便貯金銀行がその子会社の議決権を取得し、又は保有した場合
 郵便貯金銀行の子会社が名称、本店若しくは主たる営業所若しくは事務所の位置を変更し、合併し、又は業務の全部を廃止した場合(法第120条第1項第3号に掲げる場合を除く。)
十一 郵便貯金銀行又はその子会社が、銀行法施行規則第17条の6第1項各号に掲げる事由により、国内の会社の議決権を合算してその基準議決権数を超えて取得し、又は保有した場合
十二 郵便貯金銀行又はその子会社が国内の子会社対象会社の議決権を合算してその基準議決権数を超えて取得し、又は保有することとなった場合
十三 郵便貯金銀行又はその子会社が合算してその基準議決権数を超えて保有することとなった国内の会社及び銀行法施行規則第17条の2第11項に規定する事業再生会社(銀行法第16条の2第1項第12号の2に規定する特別事業再生会社を除く。)の議決権のうちその基準議決権数を超える部分の議決権を保有しなくなった場合
十四 銀行法施行規則第14条の4又は第14条の12各号に掲げる者のいずれかに該当する者(子会社を除く。次号及び第16号において「特殊関係者」という。)を新たに有することとなった場合
十五 郵便貯金銀行の特殊関係者が特殊関係者でなくなった場合
十六 郵便貯金銀行又はその子会社が合算してその基準議決権数を超えて議決権を保有する会社(郵便貯金銀行の子会社及び外国の会社を除く。)又は郵便貯金銀行の特殊関係者がその業務の内容を変更することとなった場合
十七 外国において設置した駐在員事務所を廃止した場合
十八 外国において郵便貯金銀行の業務に関連を有する業務を行う施設(駐在員事務所を除く。)を設置しようとする場合又は当該施設を廃止した場合
十九 劣後特約付金銭消費貸借(銀行法施行規則第35条第1項第22号に規定する劣後特約付金銭消費貸借をいう。次号において同じ。)による借入れをしようとする場合又は劣後特約付社債(銀行法施行規則第35条第1項第22号に規定する劣後特約付社債をいう。次号において同じ。)を発行しようとする場合
二十 劣後特約付金銭消費貸借に係る債務について期限前弁済をしようとする場合又は劣後特約付社債について期限前償還をしようとする場合(期限のないものについて弁済又は償還をしようとする場合を含む。)
二十一 会社法第156条第1項(同法第165条第3項の規定により読み替えて適用する場合を含む。第28条第1項第19号において同じ。)の規定による株主総会の決議又は取締役会の決議により自己の株式を取得しようとする場合
二十一の2 会社法第168条第1項の規定により取得する日を定めたその取得条項付株式(同法第2条第19号に規定する取得条項付株式をいう。)を取得しようとする場合
二十一の3 会社法第171条第1項前段の規定による株主総会の決議によりその全部取得条項付種類株式(同項前段に規定する全部取得条項付種類株式をいう。)の全部を取得しようとする場合
二十一の4 会社法第199条第1項の規定によりその処分する自己株式(同法第113条第4項に規定する自己株式をいう。)を引き受ける者の募集をしようとする場合
二十二 不祥事件が発生したことを知った場合
二十三 資本準備金又は利益準備金の額を減少しようとする場合
二十四 削除
二十五 銀行法第10条第2項に規定する業務のうち同項各号に掲げる業務以外の業務であって、整備法第2条の規定による廃止前の日本郵政公社法第24条第5項に規定する郵便貯金業務及び整備法第2条の規定による廃止前の日本郵政公社による証券投資信託の受益証券の募集の取扱い等のための日本郵政公社の業務の特例等に関する法律第3条に規定する業務に該当する業務(郵便貯金銀行が営む業務として法第166条第1項に規定する承継計画において定められたものを除く。)を行おうとする場合
二十六 専ら郵便貯金銀行の自己資本の充実に資する資金の調達(以下この号及び次号において「資本調達」という。)を行うことを目的として設立された連結子法人等(郵便貯金銀行の子法人等(銀行法施行令(昭和57年政令第40号)第4条の2第2項に規定する子法人等をいう。)であって連結の範囲に含まれるものをいう。次号において同じ。)が郵便貯金銀行以外の者から資本調達を行おうとする場合
二十七 前号の連結子法人等が資本調達に係る期限前弁済又は期限前償還をしようとする場合(期限のないものについて弁済又は償還をしようとする場合を含む。)
2 郵便貯金銀行は、法第120条第1項の規定による届出をしようとするときは、届出書に理由書その他参考となるべき事項を記載した書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出するものとする。
3 第1項第22号に規定する不祥事件とは、郵便貯金銀行若しくはその子会社の取締役、執行役、会計参与若しくはその職務を行うべき者、監査役若しくは従業員又は郵便貯金銀行を所属銀行とする銀行代理業者、その役員若しくは従業員が次の各号のいずれかに該当する行為を行ったことをいう。
 郵便貯金銀行の業務又は郵便貯金銀行を所属銀行とする銀行代理業者の業務(郵便貯金銀行に係る業務に限る。第3号及び第5号において同じ。)を遂行するに際しての詐欺、横領、背任その他の犯罪行為
 出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律(昭和29年法律第195号)又は預金等に係る不当契約の取締に関する法律(昭和32年法律第136号)に違反する行為
 現金、手形、小切手又は有価証券その他有価物の紛失(盗難に遭うこと及び過不足を生じさせることを含む。以下この号及び第28条第3項第4号において同じ。)のうち、郵便貯金銀行の業務又は郵便貯金銀行を所属銀行とする銀行代理業者の業務の特性、規模その他の事情を勘案し、これらの業務の管理上重大な紛失と認められるもの
 海外で発生した前3号に掲げる行為又はこれに準ずるもので、発生地の監督当局に報告したもの
 その他郵便貯金銀行の業務又は郵便貯金銀行を所属銀行とする銀行代理業者の業務の健全かつ適切な運営に支障を来す行為又はそのおそれがある行為であって前各号に掲げる行為に準ずるもの
4 第1項第22号に該当するときの届出は、不祥事件の発生を郵便貯金銀行が知った日から30日以内に行わなければならない。
5 第1項第11号又は第13号に掲げる場合において、銀行法第16条の2第1項第12号又は第12号の2に掲げる会社の議決権の取得又は保有については、同項第12号に規定する特定子会社は、郵便貯金銀行の子会社に該当しないものとみなす。
6 銀行法第2条第11項の規定は、第1項第11号から第13号まで及び第16号に規定する議決権について準用する。
(引受けを行おうとする保険の認可の申請)
第14条 郵便保険会社(法第126条第1項に規定する郵便保険会社をいう。以下同じ。)は、法第138条第1項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 保険業法(平成7年法律第105号)第4条第2項第2号から第4号までに掲げる書類(第28条第1項第2号において「事業方法書等」という。)の変更に関する事項を記載した書類
 郵便保険会社に関する次に掲げる書類
 日本郵政株式会社が保有する郵便保険会社の議決権がその総株主の議決権に占める割合を記載した書類
 最終の貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書その他最近における業務、財産及び損益の状況を知ることができる書類
 当該認可後における収支の見込みを記載した書類
 その他金融庁長官及び総務大臣が法第138条第1項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
(郵便保険会社の資産に係る運用方法の認可の申請)
第15条 郵便保険会社は、法第138条第2項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 当該運用の方法に関する事項を記載した書類
 郵便保険会社に関する次に掲げる書類
 日本郵政株式会社が保有する郵便保険会社の議決権がその総株主の議決権に占める割合を記載した書類
 最終の貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書その他最近における業務、財産及び損益の状況を知ることができる書類
 当該認可後における収支の見込みを記載した書類
 その他金融庁長官及び総務大臣が法第138条第2項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
(郵便保険会社の資産の運用の方法)
第16条 法第138条第2項第6号に規定する内閣府令・総務省令で定める方法は、次に掲げる方法とする。
 保険業法施行規則(平成8年大蔵省令第5号)第47条第1号に掲げる方法のうち、第3条第1項第1号イからトまでに掲げる有価証券の取得(発行者からの購入については、同号イ、ロ、ハ(勤労者財産形成促進法施行令第40条第2号に規定する財形住宅債券等に限る。)及びヘに掲げる有価証券を購入する場合に限り、選択権付債券売買については、外国で行われる売買取引に係るものを除く。)
 保険業法施行規則第47条第2号に掲げる方法(投資の目的をもって取得するものを除く。)
 保険業法施行規則第47条第3号に掲げる方法のうち、次に掲げるもの
 譲渡性預金証書の取得
 コマーシャル・ペーパーの取得
 第9号及び第10号に掲げる取引に係る権利を表示する証券又は証書の取得
 保険業法施行規則第47条第3号の2に掲げる方法のうち、保険業法第98条第6項各号(第3号を除く。)に掲げるもの(同項第8号に掲げるものにあっては、第3条第1項第1号ト(2)から(6)までに掲げるものに該当するものに限る。)の取得
 保険業法施行規則第47条第6号に掲げる方法のうち、有価証券の特定貸付け
 保険業法施行規則第47条第7号に掲げる方法のうち、銀行等への預金
 保険業法施行規則第47条第8号に掲げる方法のうち、信託会社又は信託業務を営む金融機関への信託(運用方法を特定するものにあっては、第3条第1項第4号ニ(1)及び(2)に掲げる方法により運用するものに限る。)
 保険業法施行規則第47条第9号に掲げる方法のうち、特定有価証券関連デリバティブ取引
 保険業法施行規則第47条第10号又は第11号に掲げる方法のうち、第3条第1項第9号イ及びハに掲げるもの
 保険業法施行規則第47条第12号に掲げる方法(第3条第1項第9号ロに掲げるものに限る。)
2 第3条第2項の規定は、前項第1号に掲げる有価証券の取得について準用する。
(郵便保険会社の付随業務の認可の申請)
第17条 郵便保険会社は、法第138条第3項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 当該業務の内容及び方法を記載した書類
 郵便保険会社に関する次に掲げる書類
 日本郵政株式会社が保有する郵便保険会社の議決権がその総株主の議決権に占める割合を記載した書類
 最終の貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書その他最近における業務、財産及び損益の状況を知ることができる書類
 当該認可後における収支の見込みを記載した書類
 その他金融庁長官及び総務大臣が法第138条第3項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
(郵便保険会社の子会社対象会社を子会社とすることについての認可の申請)
第18条 郵便保険会社は、法第139条第1項(同条第3項で準用する場合を含む。)又は第2項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 郵便保険会社に関する次に掲げる書類
 日本郵政株式会社が保有する郵便保険会社の議決権がその総株主の議決権に占める割合を記載した書類
 最終の貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書その他最近における業務、財産及び損益の状況を知ることができる書類
 当該認可後における収支の見込みを記載した書類
 株式交換により子会社対象会社(法第139条第8項に規定する子会社対象会社をいう。以下この条において同じ。)を子会社(保険業法第2条第12項に規定する子会社をいう。以下第28条までにおいて同じ。)とする場合には、次に掲げる書類
(1) 株式交換契約の内容を記載した書類
(2) 株式交換費用を記載した書類
 郵便保険会社及びその子会社等(保険業法第110条第2項に規定する子会社等をいう。以下第26条までにおいて同じ。)に関する次に掲げる書類
 郵便保険会社及びその子会社等につき連結して記載した最終の貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書その他これらの会社の最近における業務、財産及び損益の状況を知ることができる書類
 当該認可後における郵便保険会社及びその子会社等(子会社となる会社を含む。)の収支の見込みを記載した書類
 当該認可に係る子会社対象会社に関する次に掲げる書類
 名称及び主たる営業所又は事務所の位置を記載した書類
 業務の内容を記載した書類
 最終の貸借対照表、損益計算書、株主資本等変動計算書その他最近における業務、財産及び損益の状況を知ることができる書類
 役員の役職名及び氏名又は名称を記載した書類
 当該認可に係る子会社対象会社を子会社とすることにより、郵便保険会社又はその子会社が国内の会社(保険業法第107条第1項に規定する国内の会社をいう。以下第28条までにおいて同じ。)の議決権を合算してその基準議決権数(保険業法第107条第1項に規定する基準議決権数をいう。以下第28条までにおいて同じ。)を超えて保有することとなる場合には、当該国内の会社の名称及び業務の内容を記載した書類
 その他金融庁長官及び総務大臣が法第139条第1項(同条第3項で準用する場合を含む。)又は第2項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
2 保険業法第2条第15項の規定は、前項第5号に規定する議決権について準用する。
(郵便保険会社の子会社対象会社から除かれる会社が行う業務)
第19条 法第139条第8項に規定する内閣府令・総務省令で定める業務は、次に掲げる業務とする。
 保険業法施行規則第56条の2第2項第28号に掲げる業務
 保険業法施行規則第56条の2第2項第29号に掲げる業務
 前2号に掲げる業務に附帯する業務(当該各号に掲げる業務を営む者が営むものに限る。)
(郵便保険会社の事務所の設置等の届出)
第20条 法第140条第1項に規定する内閣府令・総務省令で定める場合は、次に掲げる場合とする。
 増改築その他のやむを得ない理由により事務所の位置の変更をする場合(変更前の位置に復することが明らかな場合に限る。)
 前号に規定する位置の変更に係る事務所を変更前の位置に復する場合
2 郵便保険会社は、法第140条第1項の規定による届出をしようとするときは、届出書に理由書その他金融庁長官及び総務大臣が必要と認める事項を記載した書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
(郵便保険会社の保険契約の包括移転の認可の申請)
第21条 郵便保険会社は、法第141条第1項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 保険契約の移転に係る契約の内容を記載した書類
 移転会社及び移転先会社の貸借対照表
 移転会社である郵便保険会社の財産目録
 移転会社である郵便保険会社を保険者とする保険契約について、移転するものとされる保険契約及び移転するものとされる保険契約以外の保険契約の区別を明示して、保険契約の種類ごとに保険契約者の数、保険契約の件数及び保険金額の合計額並びに責任準備金の額を記載した書類
 移転対象契約について、その種類ごとに責任準備金その他の準備金の額及びそれらの算出方法を記載した書類
 保険契約の移転に係る契約により移転対象契約とともに移転するものとされる財産について、その種類ごとに数量及び価額を記載した書類
 移転先会社である郵便保険会社を保険者とする保険契約について、その種類ごとに保険契約者の数、保険契約の件数及び保険金額の合計額並びに責任準備金の額を記載した書類
 その他金融庁長官及び総務大臣が法第141条第1項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
(郵便保険会社の事業の譲渡又は譲受けの認可の申請)
第22条 郵便保険会社は、法第141条第3項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 事業譲渡等の契約の内容を記載した書類
 各当事者の貸借対照表
 譲渡しようとする事業又は譲り受けようとする事業に係る損益の状況を記載した書類
 郵便保険会社の事業譲渡の後における収支の見込みを記載した書類
 当該事業譲渡等を行った後における郵便保険会社が子会社等を有する場合には、郵便保険会社及び当該子会社等の収支の見込みを記載した書類
 当該事業の譲渡により郵便保険会社の子会社が子会社でなくなる場合には、当該子会社の名称を記載した書類
 当該事業の譲受けにより郵便保険会社が特定子会社対象会社(保険業法第106条第1項第3号から第7号まで又は第9号から第15号までに掲げる会社をいう。以下この号、次条第1項第9号及び第24条第1項第11号において同じ。)を子会社とする場合には、当該特定子会社対象会社に関する第18条第1項第4号イからニまでに掲げる書類
 当該事業の譲受けにより郵便保険会社又はその子会社が国内の会社の議決権を合算してその基準議決権数を超えて保有することとなる場合には、当該国内の会社の名称及び業務の内容を記載した書類
 その他金融庁長官及び総務大臣が法第141条第3項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
2 保険業法第2条第15項の規定は、前項第9号に規定する議決権について準用する。
(郵便保険会社の合併の認可の申請)
第23条 郵便保険会社は、法第141条第5項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 合併契約の内容を記載した書類
 各当事者の財産目録並びに貸借対照表及び損益計算書
 郵便保険会社の合併後における収支の見込みを記載した書類
 合併費用を記載した書類
 合併の相手方の従前の定款
 合併後の郵便保険会社の定款並びに合併に際して就任する取締役、執行役又は監査役があるときは、就任を承諾したことを証する書類及びこれらの者の履歴書
 合併に際して就任する会計参与があるときは、就任を承諾したことを証する書類及び会計参与の履歴書
八の2 合併後の郵便保険会社の会計監査人の履歴書
 郵便保険会社が当該合併により特定子会社対象会社を子会社とする場合には、当該特定子会社対象会社に関する第18条第1項第4号イからニまでに掲げる書類
 合併後の郵便保険会社が子会社等を有する場合には、郵便保険会社及び当該子会社等の収支の見込みを記載した書類
十一 合併後の郵便保険会社又はその子会社が、当該合併により国内の会社の議決権を合算してその基準議決権数を超えて保有することとなる場合には、当該国内の会社の名称及び業務の内容を記載した書類
十二 その他金融庁長官及び総務大臣が法第141条第5項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
2 保険業法第2条第15項の規定は、前項第11号に規定する議決権について準用する。
(郵便保険会社の会社分割の認可の申請)
第24条 郵便保険会社は、法第141条第7項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 吸収分割契約又は新設分割計画の内容を記載した書類
 各当事者の財産目録並びに貸借対照表及び損益計算書
 会社分割により承継しようとする事業又は会社分割により承継させようとする事業に係る損益の状況を記載した書類
 会社分割により保険契約を承継させる場合においては、次に掲げる書類
 会社分割により保険契約を承継させる郵便保険会社を保険者とする保険契約について、会社分割により承継させるものとされる保険契約(以下この号において「分割対象契約」という。)及び分割対象契約以外の保険契約の区別を明示して、保険契約の種類ごとに保険契約者の数、保険契約の件数及び保険金額の合計額並びに責任準備金の額を記載した書類
 分割対象契約について、その種類ごとに責任準備金その他の準備金の額及びそれらの算出方法を記載した書類
 会社分割により保険契約を承継する郵便保険会社を保険者とする保険契約について、その種類ごとに保険契約者の数、保険契約の件数及び保険金額の合計額並びに責任準備金の額を記載した書類
 郵便保険会社の会社分割後における収支の見込みを記載した書類
 会社分割費用を記載した書類
 会社分割の当事者(郵便保険会社を除く。)の従前の定款
 会社分割を行った後における郵便保険会社の定款並びに会社分割に際して就任する取締役、執行役又は監査役があるときは、就任を承諾したことを証する書類及びこれらの者の履歴書
 会社分割に際して就任する会計参与があるときは、就任を承諾したことを証する書類及び会計参与の履歴書
十の2 会社分割を行った後における郵便保険会社の会計監査人の履歴書
十一 当該会社分割により郵便保険会社が特定子会社対象会社を子会社とする場合には、当該特定子会社対象会社に関する第18条第1項第4号イからニまでに掲げる書類
十二 当該会社分割を行った後における郵便保険会社が子会社等を有する場合には、郵便保険会社及び当該子会社等の収支の見込みを記載した書類
十三 当該会社分割により郵便保険会社の子会社が子会社でなくなる場合には、当該子会社の名称を記載した書類
十四 当該会社分割により郵便保険会社又はその子会社が国内の会社の議決権を合算してその基準議決権数を超えて保有することとなる場合には、当該国内の会社の名称及び業務の内容を記載した書類
十五 その他金融庁長官及び総務大臣が法第141条第7項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
2 保険業法第2条第15項の規定は、前項第14号に規定する議決権について準用する。
(郵便保険会社の廃業及び解散の認可の申請)
第25条 郵便保険会社は、法第142条第1項の規定による認可を受けようとするときは、認可申請書に次に掲げる書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
 理由書
 財産目録及び貸借対照表
 郵便保険会社を保険者とする保険契約があるときは、当該保険契約の処理方針を記載した書類
 その他金融庁長官及び総務大臣が法第142条第1項の規定による認可に係る審査をするため必要と認める事項を記載した書類
(郵便保険会社の業務報告書等)
第26条 法第144条第1項に規定する中間業務報告書は、事業年度開始の日から当該事業年度の9月30日までの間の業務及び財産の状況について、中間事業報告書、中間貸借対照表、中間損益計算書、中間キャッシュ・フロー計算書、中間株主資本等変動計算書、保険金等の支払能力の充実の状況に関する書類及び郵便保険会社を所属保険会社等(保険業法第2条第24項に規定する所属保険会社等をいう。以下同じ。)とする社内生命保険募集人(法第140条第1項に規定する社内生命保険募集人をいう。以下同じ。)以外の生命保険募集人(保険業法第2条第19項に規定する生命保険募集人をいう。以下同じ。)の事務所(郵便保険会社に係る業務を取り扱うものに限る。次項において同じ。)の設置状況に関する書類に分けて、保険業法施行規則別紙様式第6号(郵便保険会社が特定取引勘定(保険業法施行規則第53条の6の2第1項に規定する特定取引勘定をいう。次項において同じ。)を設置している場合にあっては、保険業法施行規則別紙様式第6号の2)の例により作成し、当該期間経過後3月以内に金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
2 法第144条第1項に規定する業務報告書は、事業報告書、附属明細書、株主総会に関する事項等に関する書類、貸借対照表、損益計算書、キャッシュ・フロー計算書、株主資本等変動計算書、有価証券等に関する書類、保険金等の支払能力の充実の状況に関する書類及び郵便保険会社を所属保険会社等とする社内生命保険募集人以外の生命保険募集人の事務所の設置状況に関する書類に分けて、保険業法施行規則別紙様式第7号(郵便保険会社が特定取引勘定を設置している場合にあっては、保険業法施行規則別紙様式第7号の2)の例により作成し、事業年度経過後4月以内に金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
3 法第144条第2項に規定する中間業務報告書は、事業年度開始の日から当該事業年度の9月30日までの間の郵便保険会社及びその子会社等の業務及び財産の状況について、中間事業概況書、中間連結財務諸表及び保険金等の支払能力の充実の状況に関する書類に分けて、保険業法施行規則別紙様式第6号の3の例により作成し、当該期間経過後3月以内に金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
4 法第144条第2項に規定する業務報告書は、事業概況書、連結財務諸表及び保険金等の支払能力の充実の状況に関する書類に分けて、保険業法施行規則別紙様式第7号の3の例により作成し、事業年度経過後4月以内に金融庁長官及び総務大臣に提出しなければならない。
5 第11条第5項から第8項までの規定は、郵便保険会社について準用する。この場合において、同条第5項中「前各項」とあるのは、「第26条第1項から第4項まで」と読み替えるものとする。
(郵便保険会社の届出事項)
第27条 法第149条第1項第7号に規定する内閣府令・総務省令で定める処分は、次に掲げる処分とする。
 保険業法第8条第1項の規定による認可
 保険業法第100条の3ただし書、第106条第5項若しくは第107条第2項ただし書又は保険業法施行規則第48条の3第2項ただし書若しくは第48条の5第2項ただし書の規定による承認
 保険業法第131条、第240条の3又は第241条第1項の規定による命令
 保険業法第133条又は第134条の規定による処分
 預金保険法第126条の2第1項の規定による認定
第28条 法第149条第1項第8号に規定する内閣府令・総務省令で定める場合は、次に掲げる場合とする。
 定款を変更した場合
 事業方法書等を変更した場合(保険業法第131条の命令を受けて変更した場合を除く。)
 新株予約権又は新株予約権付社債を発行しようとする場合
 郵便保険会社を代表する取締役、郵便保険会社の常務に従事する取締役又は監査役(郵便保険会社が監査等委員会設置会社である場合には郵便保険会社を代表する取締役、郵便保険会社の常務に従事する取締役又は監査等委員(郵便保険会社の常務に従事する取締役を除く。)、指名委員会等設置会社である場合には郵便保険会社の常務に従事する取締役、代表執行役、執行役又は監査委員(監査委員会の委員をいい、郵便保険会社の常務に従事する取締役を除く。)。以下この号及び次号において「役員等」という。)を選任しようとする場合又は役員等が退任しようとする場合(次号に該当する場合を除く。)
四の2 役員等の選任又は退任(以下この号、第4号の4及び第5号の2において「選退任」という。)があった場合(役員等の選退任の前に、役員等を選任しようとする旨又は役員等が退任しようとする旨の届出をすることができないことについて、やむを得ない事情がある場合に限る。)
四の3 会計参与を選任しようとする場合又は会計参与が退任しようとする場合(次号に該当する場合を除く。)
四の4 会計参与の選退任があった場合(会計参与の選退任の前に、会計参与を選任しようとする旨又は会計参与が退任しようとする旨の届出をすることができないことについて、やむを得ない事情がある場合に限る。)
 会計監査人を選任しようとする場合又は会計監査人が退任しようとする場合(次号に該当する場合を除く。)
五の2 会計監査人の選退任があった場合(会社法第338条第2項の規定により再任されたものとみなされた場合を除き、会計監査人の選退任の前に、会計監査人を選任しようとする旨又は会計監査人が退任しようとする旨の届出をすることができないことについて、やむを得ない事情がある場合に限る。)
 郵便保険会社若しくはその子会社の担保権の実行による株式若しくは持分の取得又は保険業法施行規則第57条第1項各号に掲げる事由により他の会社(法第149条第1項第2号の規定により子会社とすることについて同号の届出をしなければならないとされるものを除く。)を子会社とした場合
六の2 保険業法第106条第4項の規定に基づき子会社対象会社(同条第1項に規定する子会社対象会社をいう。第10号において同じ。)以外の外国の会社を子会社としようとする場合
 郵便保険会社がその子会社の議決権を取得し、又は保有した場合
 郵便保険会社の子会社が名称、本店若しくは主たる営業所若しくは事務所の位置を変更し、合併し、又は業務の全部を廃止した場合(法第149条第1項第3号に掲げる場合を除く。)
 郵便保険会社又はその子会社が、保険業法施行規則第58条の2第1項各号に掲げる事由により、国内の会社の議決権を合算してその基準議決権数を超えて取得し、又は保有した場合
 郵便保険会社又はその子会社が国内の子会社対象会社の議決権を合算してその基準議決権数を超えて取得し、又は保有することとなった場合
十一 郵便保険会社又はその子会社が合算してその基準議決権数を超えて保有することとなった国内の会社の議決権のうちその基準議決権数を超える部分の議決権を保有しなくなった場合
十二 保険業法施行規則第48条の4各号又は第59条第3項各号のいずれかに掲げる者に該当する者(子会社を除く。次号及び第14号において「特殊関係者」という。)を新たに有することとなった場合
十三 郵便保険会社の特殊関係者が特殊関係者でなくなった場合
十四 郵便保険会社又はその子会社が合算してその基準議決権数を超えて議決権を保有する会社(郵便保険会社の子会社及び外国の会社を除く。)又は郵便保険会社の特殊関係者がその業務の内容を変更することとなった場合
十五 外国において支店若しくは従たる事務所又は駐在員事務所を廃止した場合
十六 劣後特約付金銭消費貸借(保険業法施行規則第85条第1項第12号に規定する劣後特約付金銭消費貸借をいう。次号において同じ。)による借入れをしようとする場合又は劣後特約付社債(保険業法施行規則第85条第1項第12号に規定する劣後特約付社債をいう。次号において同じ。)を発行しようとする場合
十七 劣後特約付金銭消費貸借について期限前弁済をしようとする場合又は劣後特約付社債について期限前償還をしようとする場合(期限のないものについて弁済又は償還をしようとする場合を含む。)
十八 削除
十九 会社法第156条第1項の規定による株主総会の決議又は取締役会の決議により自己の株式を取得しようとする場合
二十 保険業法第240条の2第1項の規定による契約条件の変更を行う旨の申出をした場合
二十一 不祥事件が発生したことを知った場合
2 郵便保険会社は、法第149条第1項の規定による届出をしようとするときは、届出書に理由書その他参考となるべき事項を記載した書類を添付して金融庁長官及び総務大臣に提出するものとする。
3 第1項第21号に規定する不祥事件とは、郵便保険会社若しくはその子会社の取締役、執行役、会計参与若しくはその職務を行うべき者、監査役若しくは従業員(以下この項において「郵便保険会社等の役職員」という。)又は郵便保険会社を所属保険会社等とする生命保険募集人、その役員若しくは従業員(郵便保険会社等の役職員を除く。)が次の各号のいずれかに該当する行為を行ったことをいう。
 郵便保険会社の業務又は郵便保険会社を所属保険会社等とする社内生命保険募集人以外の生命保険募集人の業務(郵便保険会社に係る業務に限る。第4号及び第6号において同じ。)を遂行するに際しての詐欺、横領、背任その他の犯罪行為
 出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律に違反する行為
 保険業法第294条第1項、第294条の2若しくは第300条第1項の規定、同法第300条の2において準用する金融商品取引法第38条第3号から第6号まで若しくは第9号若しくは第39条第1項の規定若しくは保険業法施行規則第234条の21の2第1項の規定に違反する行為又は保険業法第307条第1項第3号に該当する行為
 現金、手形、小切手又は有価証券その他有価物の紛失のうち、郵便保険会社の業務又は郵便保険会社を所属保険会社等とする社内生命保険募集人以外の生命保険募集人の業務の特性、規模その他の事情を勘案し、これらの業務の管理上重大な紛失と認められるもの
 海外で発生した前各号に掲げる行為又はこれに準ずるもので、発生地の監督当局に報告したもの
 その他郵便保険会社の業務又は郵便保険会社を所属保険会社等とする社内生命保険募集人以外の生命保険募集人の業務の健全かつ適切な運営に支障を来す行為又はそのおそれがある行為であって前各号に掲げる行為に準ずるもの
4 第1項第21号に該当するときの届出は、不祥事件の発生を郵便保険会社が知った日から30日以内に行わなければならない。
5 第1項第9号又は第11号に掲げる場合において、保険業法第106条第1項第13号に掲げる会社の議決権の取得又は保有については、同号に規定する特定子会社は、郵便保険会社の子会社に該当しないものとみなす。
6 保険業法第2条第15項の規定は、第1項第9号から第11号まで及び第14号に規定する議決権について準用する。

附則

この命令は、郵政民営化法の施行の日から施行する。
附則 (平成19年9月27日内閣府・総務省令第3号)
この命令は、平成19年10月1日から施行する。ただし、第3条第1項第1号ハ(3)の改正規定(「商工組合中央金庫」を「株式会社商工組合中央金庫」に改める部分に限る。)及び同項第8号イの改正規定は、平成20年10月1日から施行する。
附則 (平成20年7月4日内閣府・総務省令第1号)
この命令は、株式等の取引に係る決済の合理化を図るための社債等の振替に関する法律等の一部を改正する法律の施行の日から施行する。
附則 (平成21年1月23日内閣府・総務省令第1号)
この命令は、金融商品取引法等の一部を改正する法律附則第1条第3号に掲げる規定の施行の日(平成21年6月1日)から施行する。
附則 (平成23年3月31日内閣府・総務省令第1号)
この命令は、金融商品取引法等の一部を改正する法律附則第1条第3号に掲げる規定(同法第3条の規定に限る。)の施行の日から施行する。
附則 (平成23年9月30日内閣府・総務省令第2号)
この命令は、独立行政法人雇用・能力開発機構法を廃止する法律の施行の日(平成23年10月1日)から施行する。
附則 (平成24年7月19日内閣府・総務省令第2号)
この命令は、保険業法等の一部を改正する法律附則第1条第2号に掲げる規定の施行の日(平成24年7月20日)から施行する。
附則 (平成26年3月5日内閣府・総務省令第1号)
この命令は、金融商品取引法等の一部を改正する法律附則第1条第2号に掲げる規定の施行の日(平成26年3月6日)から施行する。
附則 (平成26年3月31日内閣府・総務省令第2号)
この命令は、金融商品取引法等の一部を改正する法律の施行の日(平成26年4月1日)から施行する。
附則 (平成26年7月4日内閣府・総務省令第4号)
この命令は、平成26年7月31日から施行する。
附則 (平成26年11月27日内閣府・総務省令第6号)
この命令は、保険業法等の一部を改正する法律附則第1条第2号に掲げる規定の施行の日(平成26年11月28日)から施行する。
附則 (平成27年4月28日内閣府・総務省令第1号)
この命令は、会社法の一部を改正する法律の施行の日(平成27年5月1日)から施行する。
附則 (平成28年5月17日内閣府・総務省令第3号)
この命令は、平成28年5月29日から施行する。
附則 (平成29年3月24日内閣府・総務省令第1号)
この命令は、情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律の施行の日(平成29年4月1日)から施行する。
附則 (平成29年12月27日内閣府・総務省令第8号)
この命令は、金融商品取引法の一部を改正する法律の施行の日(平成30年4月1日)から施行する。
附則 (平成30年8月15日内閣府・総務省令第6号)
この命令は、平成30年8月16日から施行する。

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