とくていけんせつしざいにかかるぶんべつかいたいとうにかんするしょうれい
特定建設資材に係る分別解体等に関する省令
平成14年国土交通省令第17号
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(平成12年法律第104号)第10条第1項及び第2項並びに第13条第1項及び第3項並びに建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律施行令(平成12年政令第495号)第6条第1項第2号及び第2項第2号の規定に基づき、特定建設資材に係る分別解体等に関する省令を次のように定める。
(用語)
第1条 この省令において使用する用語は、建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(以下「法」という。)において使用する用語の例による。
(対象建設工事の届出)
第2条 法第10条第1項第6号の主務省令で定める事項は、次のとおりとする。
一 商号、名称又は氏名及び住所並びに法人にあっては代表者の氏名
二 工事の名称及び場所
三 工事の種類
四 工事の規模
五 請負契約によるか自ら施工するかの別
六 対象建設工事の元請業者の商号、名称又は氏名及び住所並びに法人にあっては代表者の氏名
七 対象建設工事の元請業者が建設業法(昭和24年法律第100号)第3条第1項の許可を受けた者である場合においては、次に掲げるもの
イ 当該許可をした行政庁の名称及び許可番号
ロ 当該元請業者が置く同法第26条に規定する主任技術者又は監理技術者の氏名
八 対象建設工事の元請業者が法第21条第1項の登録を受けた者である場合においては、次に掲げるもの
イ 当該登録をした行政庁の名称及び登録番号
ロ 当該元請業者が置く法第31条に規定する技術管理者の氏名
九 対象建設工事の元請業者から法第12条第1項の規定による説明を受けた年月日
2 法第10条第1項の規定による届出は、別記様式第1号による届出書を提出して行うものとする。
3 前項の届出書には、対象建設工事に係る建築物等の設計図又は現状を示す明瞭な写真を添付しなければならない。
(変更の届出)
第3条 法第10条第2項の主務省令で定める事項は、法第10条第1項第2号から第5号までに規定する事項並びに前条第1項第1号及び第4号から第9号までに規定する事項とする。
2 法第10条第2項の規定による届出は、別記様式第2号による届出書を提出して行うものとする。
(対象建設工事の請負契約に係る書面の記載事項)
第4条 法第13条第1項の主務省令で定める事項は、次のとおりとする。
一 分別解体等の方法
二 解体工事に要する費用
三 再資源化等をするための施設の名称及び所在地
四 再資源化等に要する費用
(対象建設工事の請負契約に係る情報通信の技術を利用する方法)
第5条 法第13条第3項の主務省令で定める措置は、次に掲げる措置とする。
一 電子情報処理組織を使用する措置のうちイ又はロに掲げるもの
イ 対象建設工事の請負契約(当該対象建設工事の全部又は一部について下請契約が締結されている場合における各下請契約を含む。以下この条において同じ。)の当事者の使用に係る電子計算機(入出力装置を含む。以下同じ。)と当該契約の相手方の使用に係る電子計算機とを接続する電気通信回線を通じて送信し、受信者の使用に係る電子計算機に備えられたファイルに記録する措置
ロ 対象建設工事の請負契約の当事者の使用に係る電子計算機に備えられたファイルに記録された同条第1項に規定する事項又は請負契約の内容で同項に規定する事項に該当するものの変更の内容(以下「契約事項等」という。)を電気通信回線を通じて当該契約の相手方の閲覧に供し、当該契約の相手方の使用に係る電子計算機に備えられたファイルに当該契約事項等を記録する措置
二 磁気ディスク、シー・ディー・ロムその他これらに準ずる方法により一定の事項を確実に記録しておくことができる物(以下「磁気ディスク等」という。)をもって調製するファイルに契約事項等を記録したものを交付する措置
2 前項に掲げる措置は、次に掲げる技術的基準に適合するものでなければならない。
一 当該契約の相手方がファイルへの記録を出力することによる書面を作成することができるものであること。
二 ファイルに記録された契約事項等について、改変が行われていないかどうかを確認することができる措置を講じていること。
3 第1項第1号の「電子情報処理組織」とは、対象建設工事の請負契約の当事者の使用に係る電子計算機と、当該契約の相手方の使用に係る電子計算機とを電気通信回線で接続した電子情報処理組織をいう。
第6条 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律施行令(以下「令」という。)第3条第1項の規定により示すべき措置の種類及び内容は、次に掲げる事項とする。
一 前条第1項に規定する措置のうち対象建設工事の請負契約の当事者が講じるもの
二 ファイルへの記録の方式
第7条 令第3条第1項の主務省令で定める方法は、次に掲げる方法とする。
一 電子情報処理組織を使用する方法のうちイ又はロに掲げるもの
イ 対象建設工事の請負契約の当事者の使用に係る電子計算機と当該契約の相手方の使用に係る電子計算機とを接続する電気通信回線を通じて送信し、受信者の使用に係る電子計算機に備えられたファイルに記録する方法
ロ 対象建設工事の請負契約の当事者の使用に係る電子計算機に備えられたファイルに記録された法第13条第3項の承諾に関する事項を電気通信回線を通じて当該契約の相手方の閲覧に供し、当該対象建設工事の請負契約の当事者の使用に係る電子計算機に備えられたファイルに当該承諾に関する事項を記録する方法
二 磁気ディスク等をもって調製するファイルに当該承諾に関する事項を記録したものを交付する方法
2 前項第1号の「電子情報処理組織」とは、対象建設工事の請負契約の当事者の使用に係る電子計算機と、当該契約の相手方の使用に係る電子計算機とを電気通信回線で接続した電子情報処理組織をいう。
(報告の徴収に関する事項)
第8条 令第6条第1項第2号の主務省令で定める事項及び同条第2項第2号の主務省令で定める事項は、法第13条第1項及び第2項の規定により交付した書面又は同条第3項の規定により講じた措置に関する事項その他分別解体等に関し都道府県知事が必要と認める事項とする。
附則
この省令は、法附則第1条第2号に掲げる規定の施行の日(平成14年5月30日)から施行する。
附則 (平成22年2月9日国土交通省令第3号)
(施行期日)
第1条 この省令は、平成22年4月1日から施行する。
(経過措置)
第2条 この省令による改正前の特定建設資材に係る分別解体等に関する省令別記様式第1号による届出書の記載事項に変更があった場合におけるこの省令による改正後の特定建設資材に係る分別解体等に関する省令第3条第2項の規定による届出書の様式については、なお従前の例による。
附則 (令和元年5月7日国土交通省令第1号)
この省令は、公布の日から施行する。
様式第1号
別表1
別表2
別表3
様式第2号
別表1
別表2
別表3
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